

今日の俳句〜熱帯季題「ドリアン」「仏桑花」、「赤道祭り」「嫁選び」はパス
クレーンより高き舎窓の白むくげ 万斛 今日の一句、熱帯季題「ドリアン」「仏桑花」 「赤道祭り」「嫁選び」は全然イメージがわかないのでパス 。後者は、歌垣、カレン族の嫁選びみたいなものかな。それなら何かできるかも。 ※このリストから上から順番に作っています。 https://plaadipbkk.wixsite.com/plaadipbkk/single-post/tropical-haiku ▪️ドリアン ドリアンをかち割る鉈の気合いかな では太 これは、ドリアンを剥き慣れない私の奥さんの場合。 YouTube でプロがドリアンを剥いている様子を確認すると、すぅ、すっと、ドリアンの畝の谷側にナイフを入れて、一つ10秒くらいで房をとっていく。そのナイフの切れ味たるや、恐ろしいほどである。 これがプロバージョン。以下、映像。 こちらで句を読むと、 ドリアンにすっと刃を刺す気合いかな 万斛 ドリアンをサクサクと割く長ナイフ 万斛 虚子歳時記で掲載の句は。 明易くドリアン落つる谺かな 楚江 と格調高い。「明易く」は「夜が短かく、もう夜があけている


今日の一句〜熱帯季題「貿易風」「スコール」
狐の嫁入り天気雨 今日の一句、季語は「貿易風」「スコール」 ▪️パラオの海のたりのたりの貿易風 万斛 添削 パラオの海をのたりのたりと貿易風 万斛 タイの自分の住んでるあたりは季節風の影響が強くて貿易風は吹かない。だから想像で作った。与謝蕪村の有名な句のパクリ。 とにかく捻りだすことが重要 なのだ。 虚子の歳時記に掲載された句は以下、 国旗ふく貿易風は日もすがら ましろ 貿易風は南北緯度30度内に年中吹いている恒常風・・・とWIkiにはあり、タイはその緯度圏内に入っているが、私の住む イサン地区では季節風の影響の方が強く、貿易風は吹かない。 ただ、乾季になると、大陸から北東季節風が吹くので、貿易風と風向きは同じとなる。 最初、上の句を読んだ時、完全戦後生まれの自分は、 国連本部前にずらりと並ぶ万国旗 を思い浮かべたが、戦前という時代背景を考えて、台湾かな、と思い直した。それならば国旗とは日の丸のことである。 字余りになるからかもしれないが、「日の丸」と言わずに「国旗」としたことに、この句の奥行きを感じた。前の東京オリンピックの年に生まれた自分が


今日の一句〜季語「赤道」「木陰」「オアシス」
レインツリーもしくはモンキーボッド 2026年3月9日(月) 今日の熱帯俳句。季語 「赤道」「木陰」「オアシス」 ▪️「あれ、地球儀の赤線?」と指差す先に赤道標 では太 赤道の句、一応思いついたので発表。赤道の辺りを航行していると、 南海の孤島に赤道標なるものが立っている のに遭遇するらしい。 高浜虚子の昭和15年版歳時記 には次の句が掲載されている。 島に立つ赤道標や十字星 北浪 自分が、もし、そういうものに出会ったら、こういう幼稚な感想を述べるのではないか。そう想像して作った。めちゃ字余りだが、「字余りは初句に持ってくる」というプレバトで習ったセオリーに従った。 新しい物を見て、エキサイトしている感じが伝わればいいのだが。 実際には見たことがないけども、 大海原に浮かぶ小さな島に赤道標がポツンと立っている ことを想像すると、やはり、ワンピース風、海洋ロマン風に気持ちが昂るのである。 ▪️赤蟻の顎だけ残る木陰かな 万斛 二つ目は以前に投稿済み。木陰にいて時々えらい目に遭わされる 「熱帯アリ界のすっぽん、赤蟻」 を詠んだ句。特にマンゴーの木の下が


今日の一句〜熱帯季題「馬来正月」「朝陰」
水とかげ朝陰の端に泳ぎいる 万斛 2026年3月8日(日) 今日の一句、 「馬来正月」 。マライ正月とはラマダンのこと。 馬来正月ほっぺに含む砂糖菓子 万斛 酒を飲まない彼らは やたらに甘いものを食う 。食べ盛りの子供なら尚更だろう。食べ物に不自由する気の毒な人に思いを馳せることが、この宗教的習慣の意味らしいが、日が落ちてから暴食するのだから、 ラマダン月は肥満児製造月 でもあるのではないか? 句中の砂糖菓子とは、断食明けのお祈りの後に最初に食べる、 ナツメヤシの砂糖漬け のこと。学校に上がるちょっと前くらいの男の子が、父さんに口に入れてもらった デーツ (ナツメヤシのマレー語、あるいは英語?)をじっと口に含んでいる・・・そういうイメージの句である。 デーツの画像は以下で、 https://home.maefahluang.org/17605359/date-palm もう一つ、季題「 朝陰 」 水とかげ朝陰の端に泳ぎいる 万斛 「水おおとかげ」 は、 タイ語で「銀と金」と呼ばれるオオトカゲ で、時々、セブンイレブンや民家に侵入して人を驚かせ、ニ


今日の一句〜熱帯季題「熱帯」
トッケイヤモリ 2026年3月7日(土) 虚子歳時記(昭和15年版)の熱帯季語を実作付きでまとめておいた。 https://plaadipbkk.wixsite.com/plaadipbkk/single-post/tropical-haiku 季語「熱帯」から始まっている。虚子の句である。できるだけ、この「まとめ」の、上から順番に作っていくことにする。出てこない時はパスして次に進むが、 俳句とは、自然にできることもあるが、基本的には題を与えられて絞り出すものらしい 。 出てきた!ここで一句。 トッケーの声けたたまし熱帯夜 万斛 このトカゲの鳴き声はバンコクでは聞けない。田舎の夜の、扇風機の音の他は「ほぼ静寂」の中でトッケーの鳴き声が響くと、いきなり大音量でカラオケを始まったくらいの衝撃がある。 スピーカーを通しているとしか思えない大音声 でトッケーと鳴くのである。正確には、 トッケー、トッケー、トッケー、ケケケケケケケ 、みたいな風に鳴く。 一方、 チンチョ と呼ばれる体長5〜10センチくらいの小型のヤモリは、舌打ちするように、 チッチッチッと


AIのハルシネーション完全ドキュメント(虚子の句についてGeminiも引っ掛けてみた)
うらうらと爪切る昼の足の裏 万斛 例の高浜虚子の「熱帯季題」についてGoogleのGeminiもテストしてみた。 以下、自信満々で嘘を滔々と述べるところから、捏造を認めて土下座謝罪するところまで完全ドキュメント。AIのハルシネーションへの対応は、現代人の必須メディアリテラシーになったのではないか・・・ 引用開始 私:熱帯の風のあつまり芭蕉の葉 虚子 高浜虚子の俳句「 熱帯の風のあつまり芭蕉の葉 」は、熱帯特有のむっとした空気や湿り気を帯びた風が、大きく広がった芭蕉の葉に吹き寄せられ、そこに留まっているかのような様子を鮮やかに描いた句です。 虚子が昭和初期に東南アジア(現在のフィリピンやインドネシアなど)を訪れた際の「南洋吟」の一句として知られています。 句の解説 季語: 「 芭蕉(ばしょう) 」が三秋(秋全体)の季語です。ただし、この句は熱帯の風景を詠んでいるため、季節感としては日本の夏から秋にかけての、湿度の高い「熱さ」を表現しています。 句意: 熱帯の湿った風が吹き寄せては、大きな芭蕉の葉に絡みつき、まるであらゆる風がそこに集まっているか


高浜虚子の「熱帯季題」で作られた句を、ChatGPTに批評させてみた。
うらうらとミジンコの水が明るい 万斛 以下、高浜虚子の提唱した「熱帯季題」に依って作られた俳句。虚子自身の作は一つ目の句「熱帯の海は日を呑み終りたる」しかない。 出典は、呉衛峰氏の以下の研究論文から。 「 高浜虚子の「熱帯季題論」について─『改訂 新歳時記』との関連を中心に─」 ◯熱帯:赤道を中心として南北緯度二十三度半の地帯。高温多雨で常夏の国である。 ・熱帯の海は日を呑み終りたる 虚子 〇赤道 ・島に立つ赤道標や十字星 北浪 〇馬来(マライ)正月:(例句なし) 〇朝陰 ・大船の朝陰曳いてゆきにけり 李一 〇木蔭 ・やゝありて潮の満ちくる木蔭かな 北浪 〇オアシス ・オアシスは砂漠の島や葵咲く 楠窓 〇貿易風 ・国旗ふく貿易風は日もすがら ましろ 〇スコール:熱帯地方特有の爽快な驟雨。 ・簷下にをどる独木舟(カヌー)やスコール来 圭草 〇赤道祭:艦船などが赤道直下を通過する際に行はれる一種の祭儀、昔の帆船は多く之を行ったもので、今でも練習船などはよく之を行ふやうである。 ・選ばれし赤道祭の女王かな 晴峰 戦後、歳時記を改訂するときに、高浜虚


【訂正あり】感動!自分の俳号が高浜虚子の句に使われていた!虚子の南洋俳句もいくつか。
電球の音しんしんと夏の市 万斛 「万斛」 という自分の俳号は、バンコクの 語呂合わせで、当て字として適当につけた のだが、なんと、高浜虚子の俳句にこの言葉が使われていた! https://www.aozora.gr.jp/cards/001310/files/51839_77842.html 萩叢の露万斛(ばんこく)と讃へけり 感動! ChatGPTに「万斛」の言葉の意味を尋ねると、以下のように答えた。 「万斛(ばんこく)」は、量がきわめて多いことを表す漢語です。 斛(こく):もともとは米や穀物の容量の単位(古代中国・日本)。 万斛:その斛が「万」もある、つまり計りきれないほど大量という比喩的表現。 ですので、 萩叢の露万斛と讃へけり は、数字を厳密に言っているわけではなく、 萩が群生する中に宿る露の量が、万斛にも及ぶほど多い、と称えた ──という誇張・讃美の言い回しになります ・・・なのだそうだ。もちろん意味は知っていたが、夏井いつき先生の「俳句ポスト365」でも、自分の俳号を「まんごく」と読んでいたので「あまり一般的な言葉ではないのかな」と思










