

今日の一句〜熱帯季題「馬来正月」「朝陰」
水とかげ朝陰の端に泳ぎいる 万斛 2026年3月8日(日) 今日の一句、 「馬来正月」 。マライ正月とはラマダンのこと。 馬来正月ほっぺに含む砂糖菓子 万斛 酒を飲まない彼らは やたらに甘いものを食う 。食べ盛りの子供なら尚更だろう。食べ物に不自由する気の毒な人に思いを馳せることが、この宗教的習慣の意味らしいが、日が落ちてから暴食するのだから、 ラマダン月は肥満児製造月 でもあるのではないか? 句中の砂糖菓子とは、断食明けのお祈りの後に最初に食べる、 ナツメヤシの砂糖漬け のこと。学校に上がるちょっと前くらいの男の子が、父さんに口に入れてもらった デーツ (ナツメヤシのマレー語、あるいは英語?)をじっと口に含んでいる・・・そういうイメージの句である。 デーツの画像は以下で、 https://home.maefahluang.org/17605359/date-palm もう一つ、季題「 朝陰 」 水とかげ朝陰の端に泳ぎいる 万斛 「水おおとかげ」 は、 タイ語で「銀と金」と呼ばれるオオトカゲ で、時々、セブンイレブンや民家に侵入して人を驚かせ、ニ


今日の一句〜熱帯季題「熱帯」
トッケイヤモリ 2026年3月7日(土) 虚子歳時記(昭和15年版)の熱帯季語を実作付きでまとめておいた。 https://plaadipbkk.wixsite.com/plaadipbkk/single-post/tropical-haiku 季語「熱帯」から始まっている。虚子の句である。できるだけ、この「まとめ」の、上から順番に作っていくことにする。出てこない時はパスして次に進むが、 俳句とは、自然にできることもあるが、基本的には題を与えられて絞り出すものらしい 。 出てきた!ここで一句。 トッケーの声けたたまし熱帯夜 万斛 このトカゲの鳴き声はバンコクでは聞けない。田舎の夜の、扇風機の音の他は「ほぼ静寂」の中でトッケーの鳴き声が響くと、いきなり大音量でカラオケを始まったくらいの衝撃がある。 スピーカーを通しているとしか思えない大音声 でトッケーと鳴くのである。正確には、 トッケー、トッケー、トッケー、ケケケケケケケ 、みたいな風に鳴く。 一方、 チンチョ と呼ばれる体長5〜10センチくらいの小型のヤモリは、舌打ちするように、 チッチッチッと


AIのハルシネーション完全ドキュメント(虚子の句についてGeminiも引っ掛けてみた)
うらうらと爪切る昼の足の裏 万斛 例の高浜虚子の「熱帯季題」についてGoogleのGeminiもテストしてみた。 以下、自信満々で嘘を滔々と述べるところから、捏造を認めて土下座謝罪するところまで完全ドキュメント。AIのハルシネーションへの対応は、現代人の必須メディアリテラシーになったのではないか・・・ 引用開始 私:熱帯の風のあつまり芭蕉の葉 虚子 高浜虚子の俳句「 熱帯の風のあつまり芭蕉の葉 」は、熱帯特有のむっとした空気や湿り気を帯びた風が、大きく広がった芭蕉の葉に吹き寄せられ、そこに留まっているかのような様子を鮮やかに描いた句です。 虚子が昭和初期に東南アジア(現在のフィリピンやインドネシアなど)を訪れた際の「南洋吟」の一句として知られています。 句の解説 季語: 「 芭蕉(ばしょう) 」が三秋(秋全体)の季語です。ただし、この句は熱帯の風景を詠んでいるため、季節感としては日本の夏から秋にかけての、湿度の高い「熱さ」を表現しています。 句意: 熱帯の湿った風が吹き寄せては、大きな芭蕉の葉に絡みつき、まるであらゆる風がそこに集まっているか


高浜虚子の「熱帯季題」で作られた句を、ChatGPTに批評させてみた。
うらうらとミジンコの水が明るい 万斛 以下、高浜虚子の提唱した「熱帯季題」に依って作られた俳句。虚子自身の作は一つ目の句「熱帯の海は日を呑み終りたる」しかない。 出典は、呉衛峰氏の以下の研究論文から。 「 高浜虚子の「熱帯季題論」について─『改訂 新歳時記』との関連を中心に─」 ◯熱帯:赤道を中心として南北緯度二十三度半の地帯。高温多雨で常夏の国である。 ・熱帯の海は日を呑み終りたる 虚子 〇赤道 ・島に立つ赤道標や十字星 北浪 〇馬来(マライ)正月:(例句なし) 〇朝陰 ・大船の朝陰曳いてゆきにけり 李一 〇木蔭 ・やゝありて潮の満ちくる木蔭かな 北浪 〇オアシス ・オアシスは砂漠の島や葵咲く 楠窓 〇貿易風 ・国旗ふく貿易風は日もすがら ましろ 〇スコール:熱帯地方特有の爽快な驟雨。 ・簷下にをどる独木舟(カヌー)やスコール来 圭草 〇赤道祭:艦船などが赤道直下を通過する際に行はれる一種の祭儀、昔の帆船は多く之を行ったもので、今でも練習船などはよく之を行ふやうである。 ・選ばれし赤道祭の女王かな 晴峰 戦後、歳時記を改訂するときに、高浜虚


【訂正あり】感動!自分の俳号が高浜虚子の句に使われていた!虚子の南洋俳句もいくつか。
電球の音しんしんと夏の市 万斛 「万斛」 という自分の俳号は、バンコクの 語呂合わせで、当て字として適当につけた のだが、なんと、高浜虚子の俳句にこの言葉が使われていた! https://www.aozora.gr.jp/cards/001310/files/51839_77842.html 萩叢の露万斛(ばんこく)と讃へけり 感動! ChatGPTに「万斛」の言葉の意味を尋ねると、以下のように答えた。 「万斛(ばんこく)」は、量がきわめて多いことを表す漢語です。 斛(こく):もともとは米や穀物の容量の単位(古代中国・日本)。 万斛:その斛が「万」もある、つまり計りきれないほど大量という比喩的表現。 ですので、 萩叢の露万斛と讃へけり は、数字を厳密に言っているわけではなく、 萩が群生する中に宿る露の量が、万斛にも及ぶほど多い、と称えた ──という誇張・讃美の言い回しになります ・・・なのだそうだ。もちろん意味は知っていたが、夏井いつき先生の「俳句ポスト365」でも、自分の俳号を「まんごく」と読んでいたので「あまり一般的な言葉ではないのかな」と思


【写真】イサンでは珍しくないが自分には珍しいトカゲ君
このトカゲ、この数ヶ月間に何回か見かけて写真にも何度か撮っている。猫の餌食にならなければいいが・・・と、思って見ているが、案外、この異様に長い尻尾のおかげで、猫が怖がって近寄らないのかもしれない。上の写真で、こいつが今いる場所は、サンシー(三毛)のホームグラウンドなのだ。 Googleのイメージ検索をかけてみたら、 Long-tailed Sun Skink というトカゲだと分かった。邦名は 「ナガオミナミトカゲ 」。タイ語では、สางห่า もしくは、 จิ้งเหลนน้อยหางยาว 音訳するとサンハー、もしくはチンレンノーイハーンヤーオ。 後者は、「尻尾の長い小さなトカゲ」という意味。邦名もそうだが、形そのままだ。 サンハーという呼び名はイサン地方のもの で、直訳すると 「スレンダーな災厄」 ・・・と、新作水着のポスターの惹句みたいに、ちょっとカッコよくなる。 尻尾に猛毒があるとされてそう呼ばれたのだが、実際には、尻尾にも牙にも毒はないのだそう。伝統的知識は間違っていることも多いのだ。 英語名にSunが入っているのは、日光を好む習性


フェイスブックのカバー写真集(2025年)
2025年FBno 2025年、Facebookのカバー写真に使った写真を集めてみた。一応、2025年の年賀状から時系列で並べて2026年の年賀状で終わっている。 昨年は、田舎に家を新築し移り住んだ激動の年だった。激動と言ってものんびりしたものだが、変化に乏しい自分の人生には、なかなかの一大事。家を建てている間は、親戚の家に間借りしていたので、衆人環視の中で生きているようだった。これは、自分のような引きこもり型人間には結構なストレスだった。 写真の中に出てくる、鉄筋が傘を差しているような写真は、棟上げ行事の時のものである。家の建築の模様は、逐一撮影して、フェイスブックに上げているが、プライベートすぎるし、職人さんがたくさん写っているのでここには含めていない。花の写真が多いのは、狭い前庭で花を育てるのが、唯一の趣味になったからだし、花ならば勝手にアップしても文句を言わないからである。 子猫たちの写真も時々出てくるが、母猫は出産後しばらくして死に(妊娠しているのを知らずに避妊薬を注射してしまった、すまん!)、3匹兄弟のうちの2匹(黒と白黒)、それから


【再掲】村のポスターいくつか
以下、村道と村落幹線道路で見かけたポスター ◽️2025年2月1日に予定されている、県開発委員と議長を選ぶ選挙への投票を呼びかけるポスター。 ◽️絵柄は立憲民主制への移行を記念する「民主記念塔」。拳を突き上げるのは、タイのデモポスター、昔でいう立て看の定番だが、いささか旧弊だし、行政が作るポスターに似合わない。 ◽️クーデターで政権の座につき9年間首相に居座ったプラユット陸軍大将。前回の総選挙で惨敗したが、タクシン元首相とのディールに成功して政治的に生き残った。現在、枢密院議員、次期議長の有力候補とされる。以前のポスターが残っていただけだが、なにやら象徴的。結局この人が後ろにいるのか? ◽️肥料の宣伝。化学肥料と有機肥料を両方宣伝している。タイの農村は過渡期ですなああ。 ◽️コークタコー村の寺が主催するルークトゥン(タイ演歌)コンサートのポスター。マイ・パチャリーという中堅歌手。セクシー路線に転じてからプチブレイクした歌手らしい。歌声はなかなかいいが、ん?寺主催、セクシー?。 https://www.youtube.com/@Maiphatcha










