

ADO日誌(2025年)
2025年1月3日 ノート 素晴らしい。ちゃんと英訳が入っている。これから外国人に、「日本人の宗教観ってどうなってるの?」と聞かれたら、これを見せることにする。大体が、こういう感じのファジーな無神論者ではないか。しかし、この歌詞、笑えて、しかも、結構、深いのですね。さすがボカロプロヂューサーが作っただけのことはある。「それっぽい単語集で踊ってんだ」なんて、いい感じに鋭いフレーズ。「神も仏も所詮、その程度のもん、言葉に過ぎんだろう」と思う。 しかし、一方で、椎名麟三ではないが、「本当のもの」を心の奥で求めている気配もあるのだ。「全部理解して患った、無邪気に踊っていたかった人生」という締めの歌詞にそれを感じる。これは深読みじゃないと思う。みんな、(宗教ガイキチ以外は)そういう不安を抱えて生きているわけで、だから、時々、気の迷いで、妙な宗教に引っかかったりするのだ。そういう日本人の宙ぶらりんな、不安定な感じが滲み出て、この歌のラストが少しだけ哀感を帯びるわけだ。 2025年1月11日 コンサートの後半、疲れ切った声で歌うADOも悪くない。聞かせどころで


【再掲】その昔、映画「地獄の黙示録」に激怒していた件について。(映画感想文?)
※ベトナム戦争集結50周年記念日の前、2025年4月25日に投稿。 ベトナム戦争終結50周年が近づいてる。以前は、圧倒的に北ベトナム贔屓だったが、今では、「 ロシアがウクライナでやっていることは、北ベトナムが南ベトナムでやったことと外形的には同じではないか?」 とまで考えるようになってしまった。自分の中での「ベトナム戦争神話」の崩壊である。(遅いか?) もちろん、北ベトナムには対仏戦以来の独立の大義があったわけで、ベトナム戦争は、ロシアが今やっているような明白な侵略戦争ではない。 だが、南ベトナムの立場を韓国に置き換えた場合、南ベトナムの側に独立の大義がなかったとも言えないと思う のだ。(北ベトナムが北朝鮮よりずっとうまくやっていることは、疑いの余地はないが)要は、以前自分にもあった「社会主義の体制的優位性への幻想」が、北ベトナム支援の世論を形成した大きな要因ではなかったかと思う。 自分はかなり遅れてきた世代だけれども、その昔、ハリウッド映画「地獄の黙示録」や「ディアハンター」を見て、 「解放戦線を貶め、デモナイズする政治的な意図を持った


【再掲】映画感想文(2025年1月〜4月)
2024年12月24日 「貧乏を憎み誰でもまじめに働きさえすれば 幸福になれる世の中を願うことがアカだというのなら わたしは生まれたときから アカもアカ、目がさめるような真紅です」 山田五十鈴の言葉。そういうことなら、ほとんどの人がアカではないか。いやあ、すごい人だったのですなあ。もうお亡くなりになったのかな。 ではでは https://www.facebook.com/photo/?fbid=1130631832400069&set=a.175637397899522 2025年1月5日 https://www.facebook.com/photo/?fbid=1256738752589872&set=pcb.1256738929256521 ノート 早稲田松竹で小津映画のデジタル修復版が連続上映されているようだ。素晴らしい!写真を見る限り画像はとっても鮮明。音はどうなんだろう。あのざーっというホワイトノイズは、なんとなく古い映画のイメージとくっついて悪くないのだが、やはり音も鮮明な方がいいのだろうな。早稲田松竹、懐かしい。どこにあったのかも忘


【再掲】公開から40年、映画「キリングフィールド」で主役を演じたカンボジア人医師
https://www.facebook.com/photo/?fbid=122166412376272248&set=a.122097866612272248 ノート キリング・フィールドの主人公を演じたカンボジア人は、お医者さんをしていた人で、役者としてはズブの素人だった。この人自身は制作側にいて、演者になるつもりはなかったようだ。あまりにも記憶が生々しく精神のバランスを保つ自信がなかったからだろう。結局、他に相応しい人がいなくて、主役を演じることになったが、監督はこう言って、彼に役者の経験がないことを意に介さなかったという。 「彼は日常生活で演じていたんだよ。演技ができなければポルポトの政権で生き残れなかっただろう。」 監督の言葉通り、この人は、キリングフィールドで一世一代の名演技を見せた。このエピソードは、ある映画評論家の 「映画の演技は役者の個性のドキュメントである」 という言葉を思い出させる。この人の奥さんは、出産時の多量の出血で、お子さんと共に亡くなったが、体調が悪化しても、産婦人科の医師である夫に最後まで連絡する事はなかった。夫に


【再掲】映画配信サービスで映画が終わるとすぐ次の映画の広告が入る件について。
※「Look Back」のタネアカシあり 自分は、最近の映画の細々(こまごま)と全スタッフの名前をエンドロールに載せるエンディングが好きではなく、昔の日本映画の、頭に主要キャスト、スタッフを紹介して、 エンディングは「終」でドンと終わるやり方が好きなのだ。黒澤明の「どん底」のエンディングなど最高にクー ルだった。 しかし、時にはラストの余韻をしばらく感じていたい映画もある。「この人たち、俺に何の関係があるの」というスタッフの名前を延々と見る気はしないが、 座って音楽をしばらく聴いていたい映画もあるのである。「Look Back」はまさしくそういう映画 だった。 非業の死に倒れた同僚の遺志をついで、静かに、 しかし決然と仕事机に座って、また描き始める藤野の姿は、ある意味、あの映画で最も重要なシーンだとも言える のである。それをホンの数秒で、次の映画の宣伝に入る無神経さ!制作スタッフの自己満足やギルドの規定で、惰性的に流すエンドロールとはわけが違うのだ。これをやった人(というか多分AIだろうが)の首を絞めたくなった。 このエンドロール途中で切るやり方


【再掲】Look Back (2024) 映画感想文
※タネアカシあります。ご注意を。 配信サービスにあったので見てしまった。泣けた。何よりまず絵が素晴らしい。自分は、ある種のアニメの絵には抵抗感がある方なのだが、この絵は好きだ。(例えば、「君の名は」の絵は自分はダメなのだ。 ストーリーに入れない)タイ人レビュアーが、絵の完成度に難点があったと文句をつけていたが、どこを見ていたのか?ディズニーのアニメーションにかぶれているだけだろう。 自分が今まで見た中で、最高のアニメーションの絵 だったと思う。 藤野が京本に褒められて嬉しくなって、漫画への情熱を取り戻し、雨の中を飛び跳ねて帰るのは「雨に唄えば」である。二人で街に遊びに行くシークエンスも素晴らしいし、京本が勇気を出して藤野との決別を言い出すシーンは、還暦の俺の胸が激しく痛んだ、いや、マジで。自分も引きこもり予備軍だったのだ。印象に残った絵はいくつもあるので、 ここに詳しく書くために見直したいところだが、今はもう一度見る気になれない。これは予想通り後を引くなあ。 映画の地方都市の風景に、自分が生まれ育った街を思い出す人は多いのではないか?自分は四国の


【再掲】イングロリアス・バスターズ(2009)〜映画感想文
※タネアカシ多少あり これ、英語原題がInglourious Basterds スペルが違うのだ。「リザボアドッグ」より訳わからん題名。Reservoir Dogs は「貯水池のあたりを彷徨いている野良犬みたいな・・・」というタランティーノの説明?が、感覚として少しは理解できる気がするのだ。 試しに、AIに理由を聞いてみたらこういう答えだった。 以下、ChatGPT から引用。 改変した意味をどう解釈しますか?(私の質問) タランティーノがタイトルのスペルをわざと「Inglourious Basterds」と変えた理由については、いくつかの解釈が考えられます。 皮肉とユーモア:映画自体がナチスを打倒するための「ならず者」たちの過激な作戦を描いたフィクションであり、歴史的なリアリズムよりもユーモアや皮肉が強調されています。誤ったスペルは、作品の風刺的な性質や、形式に囚われない映画の雰囲気を反映している可能性があります。 反逆的な個性:誤字を用いることで、観客に反骨精神を強調し、伝統的な「英雄」とは異なる、アウトロー的なキャラ


【再掲】ジョンウィック4(2023)〜最後まで見なかった映画の感想
※タネアカシあり アマゾンプライムで鑑賞。NetFlix をやめてこちらにしてみたが、いろいろあって、ほとんど見なかった。更新日があと数日に迫っていたので慌てて見てみたのだ。ローレンス・フィッシュバーグがライターをつけるシーンに砂漠に朝日が登るカットを繋いだ、 「アラビアのロレンス」引用シーンの後から である。ここまで見て、一旦、見るのを休止していたのだ。 アマゾンプライムはとりあえず解約した。 この「とりあえず解約でき、いつでも復帰できる」というのは、配信サービスが普及した理由の一つだろう。 実際利用して見て実感した。いやあ、便利になったものですなあ。しかも、600円くらい。遅れてる? さて、「ジョン・ウィック」だが、このシリーズは、1を未見、2は全て見て、3は半分くらいでやめた。このパート4は、大阪での大殺戮シーンまで見てお腹いっぱいになり見るのをやめた。 いやはや、これは、さっき5歳の孫娘がやっていた ソンビ殲滅ゲームの世界 ですね。他の人は飽きないのかな。ヒットしているのだから飽きないんでしょうね。PCの戦闘ゲームもズーうっとやっていて飽










