

【再掲】今月の表紙・・・タイ東北部のオバケ文化を深掘りする(サラカディー誌2023年8月号)
https://www.sarakadee.com ※2023年9月26日にアジア日誌に投稿投稿 <タイのピー文化を深掘りする> タイの文化、芸能、芸術、政治、環境、社会問題などなど、幅広いテーマを取り上げて、ハイクオリティな写真と共に深掘りしてくれる月刊誌、 サラカデディー誌 。今回のテーマは、タイ東北部の精霊(ピー)信仰である。「信仰」と言えば聞こえがいいが、オバケ、妖怪、魔物の類の、イサーン人の精神の基層を支配する混沌、迷信的なものへの依存と恐怖を、マニアックだが真面目な視点で解説してくれている。 私などは、この特集のおかげて、ピーカ、ピーポープ、ピーパオ、ピーポーン、ピーコンコーイなどなど、水木しげる張りに個性豊かなタイの妖怪世界に少しだけ触れることができた。上に挙げたのは、イサーン(タイ東北地方)南部に伝わる妖怪だが、ざっと紹介しておくと・・・ <ピーカ> 女性の体に憑依して浮気者にさせる妖怪。このピーに取り憑かれると、女性は昼間は家に引きこもるようになり、肌は黄ばんで器量が落ちるが、夜になると美しい女性に変貌して着飾って外出し、


高級参謀・八原博通が見たピブン首相の「会心の笑み」(1)~(5)「シラパワタナターム(芸術文化)誌」1986年7月号より
※2022年2月に投稿したものを再投稿 高級参謀・八原博通大佐。沖縄決戦の作戦参謀として有名な人物だが、太平洋戦争の開戦時には、日本大使館の武官補佐としてバンコクにいた。八原は、開戦前年の1940年9月に、民間人に身分を偽ってタイに潜入し、マレー侵攻作戦で日本軍の上陸地点と...


メーナーク〜タイで一番有名な幽霊の話
By Hideki AKIYAMA メーナーク、タイで一番有名な幽霊である。これまで何度となくドラマ化、映画化されてきた女のお化けだ。私の住んでいるプラカノン地区の運河沿いにマハーブット寺という有名なお寺があるが、その境内にこの幽霊が祀られている。 メーとはタイ...


タイで一番有名な幽霊の話
タイで一番有名な幽霊メーナーク。これまで何度となくドラマ化、映画化された女のオバケである。私の住んでいる運河沿いにマハーブット寺というお寺があり、境内の祠にこの幽霊が祀られている。 メーとはタイ語で母親のこと。ナークが名前であが、一種の信仰の対象として敬称的に「母なるナー...


「タイ人はどこから来たか?」(マティチョン出版)
「タイ人はどこから来たか?」 スチット・ウォンテート (マティチョン出版) 図解や写真が多くて楽しい本だが、結局のところ何を言いたいのか、よくわからない本でもある。 石器時代から現在のタイに様々な民族が住んでいたということは、タイ人が中国方面からこの地域に南下してきた新参の...







