今日の一句〜季語「赤道」「木陰」「オアシス」
- somsak7777
- 3月9日
- 読了時間: 3分

2026年3月9日(月)
今日の熱帯俳句。季語「赤道」「木陰」「オアシス」
▪️「あれ、地球儀の赤線?」と指差す先に赤道標 では太
赤道の句、一応思いついたので発表。赤道の辺りを航行していると、南海の孤島に赤道標なるものが立っているのに遭遇するらしい。高浜虚子の昭和15年版歳時記には次の句が掲載されている。
島に立つ赤道標や十字星 北浪
自分が、もし、そういうものに出会ったら、こういう幼稚な感想を述べるのではないか。そう想像して作った。めちゃ字余りだが、「字余りは初句に持ってくる」というプレバトで習ったセオリーに従った。新しい物を見て、エキサイトしている感じが伝わればいいのだが。実際には見たことがないけども、大海原に浮かぶ小さな島に赤道標がポツンと立っていることを想像すると、やはり、ワンピース風、海洋ロマン風に気持ちが昂るのである。
▪️赤蟻の顎だけ残る木陰かな 万斛
二つ目は以前に投稿済み。木陰にいて時々えらい目に遭わされる「熱帯アリ界のすっぽん、赤蟻」を詠んだ句。特にマンゴーの木の下が危ないのだが、マンゴーを入れると季重なり(マンゴーも虚子の熱帯季題に入っている)になるし、字数に入らない。赤蟻に刺されたことのない人には意味が分からない句だろうが、元々、俳句とはそういうものだろうから、♪どーだっていいぜ、問題はなあああああし!
▪️雨の木がオアシスとなる露天市 万斛
雨の木とはレインツリーのこと。モンキーポッドともいう。ガジュマルの木みたいに、大きく横に枝を張って、長大な陰を作ってくれる有難い大木である。ガジュマルとの違いは、一本の幹から出て枝を四方に伸ばすところらしい。
北タイ方言でチャムチャー、イサン方言でサムサー、中央タイ語ではカンプーとかチャムチュリーと呼ばれる。カンプーは「蟹の爪」の意。実の形が似ているらしい。レインツリーは、チュラロンコーン大学のシンボル的な木でもあり、校内の並木は卒業写真の定番スポットとして有名だ。大学に隣接するショッピングセンターの名前も「チャムチュリースクエア」である。
情景としてのオアシスはタイにはないので、季語が比喩、喩えとして使われることになった。だから俳句としてはダメなのだろう。「雨の木」が季語っぽく目立ってしまっているが、こちらはタイの中に具象として存在するのだから、そうなるのも仕方なし。お寺とか学校とかで開かれる不定期市を訪れた人々が、日差しを避けてレインツリーの下いる。そういう情景を詠んでみた。
<了>














コメント