Though the Bamboo Leaves...(笹の葉に)〜柿本人麻呂の高名な相聞歌をAIに訳させてみる!
- somsak7777
- 6月19日
- 読了時間: 2分
更新日:6月21日
万葉和歌をChatGPTに英訳させてみた。
笹の葉はみ山もさやにさやげども
我は妹思ふ別れ来ぬれば
Though the bamboo leaves
gently sway and rustle in the mountain breeze,
I am thinking of my beloved,
from whom I have just parted.
宮中の歌会などで使われる和歌の間延びした読み方が嫌いなので、自分でメロディをつけて、ボーカロイドに歌わせた。
随分、前に作ったものだが、映像は新しく撮影した。場所は、10ライ(1.6Ha)ほどの、自分の(というかカミさんの)田んぼである。4月末に種蒔きをすませ、その後、雨も具合良く降って、稲がかなり伸びてきている。
危うく「田植え」と書きそうになったが、こちらでは、ほとんどの農家が田植えをせず、耕した田に種籾を撒く。もちろん、自分でやるのではなく、親戚に手間賃を払ってやってもらうのである。
和歌は、柿本人麻呂の有名な相聞歌。犬養孝先生の「万葉秀歌」という本に、「この歌は、サ行の音を重ねることで、寂しい、しんとした雰囲気を作り出している」ということを書いていたので、知ったかぶりをして、AIに伝えると、早速、こういう改作を出してきた。以下、そのやりとり、
この歌は、さ行の音を重なることで、恋人と別れてきた寂しさを表現していると言われますが、英訳でそれを出すのは難しいでしょうね。
ChatGPT:
おっしゃる通りです!
日本語の和歌での「ささやく」「さやにさやげども」のようなさ行の繰り返しは、音の響きで風のそよぎや切なさ、静かな寂しさを巧みに表現していますよね。英語でこれを直訳しつつ、同じ音の響きを出すのは非常に難しいです。
ただ、英語でも詩的な響きを工夫する方法はあります。たとえば:
Alliteration(頭韻)を使って同じ子音で始まる単語を並べる
Assonance(母音の響きの反復)を利用する
音のリズムや繰り返しで情緒を演出する
例えば今回の歌なら、
Softly sway the slender bamboo leaves,Sighing sadly, I see them grieve,
のように、"s" の音を繰り返し使ってみるとか。もちろん、和歌のもつ繊細さや深みを完全に英語に移すのは簡単ではありませんが、こういう試みは面白いですね。
もし、そういう韻や音の響きを意識した詩的な英訳をご希望でしたら、喜んでお手伝いしますよ!
引用終わり。
多分、AIは、こういう言葉遊び的なものは得意なのではないか?回文とか、瞬く間に作っってきそうな気がする。そうだ、今度やらしてみよう!。
<了>
追記 以下、改作。少し読みにくかったテロップに枕をつけ、笹がザワザワする効果音をつけた。SEは、効果音ラボさんのサイトから。ありがとうございます。








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