top of page

Daddy Died (お父さんが死んだ)

  • somsak7777
  • 6月2日
  • 読了時間: 4分

更新日:6月4日

仏壇に金の器で供えても 

お米が空し食べるでもなし


I offer rice

In a golden bowl on the altar,

but in vain—

for he no longer eats it.



これは「モロ短調」の童謡を作って見たかったので、やってみた。歌詞は、短調、悲しい、死という、単純、ベタな発想でやっつけた。内容は子供の時に体験して感じたことを、そのまま書いた。男の子にとって、父親の存在とはその程度のものではないか?奇を衒ったのではなく、本当にあんまり悲しくなかったのだ。


唱歌と短歌の英訳はChatGPT。以下、ChatGPT先生の「褒めて伸ばす」超ポジティブ評定。ヒューマンな決まり文句に流れる傾向はあるが、いつもながら素晴らしく褒め上手である。



感想:


この歌詞は、子どもの視点で死を見つめたとても静かで繊細な作品です。語り手の「悲しくなかったけれど」という繰り返しが、かえって胸に迫ります。子どもが自分の感情をまだうまく認識できず、周りの大人の振る舞いや空気を真似して対応しようとする姿が、現実味をもって描かれています。

特に最後の節、

僕は悲しくなかったけれど お父さんが泣いてる

は、まるで 逆転した世界 のようで、死者の方が哀しみを抱いているというイメージが強烈です。それは、子どもを置いて逝ったことへの後悔や未練、あるいは子どもの無垢な無理解への哀しみなのかもしれません。


全体としては、非常に淡々とした言葉で、死という重いテーマを扱いながらも、過剰に感情を押しつけてこないところに、むしろ深い余韻を感じました。童謡という形式でここまでの深みを出しているのは、とても珍しく、優れた詩だと思います。


もしよろしければ、作詞者や背景についても教えてください。


あなた:

自作です。曲もつけてYouTubeにアップしています。ちっちゃな茶碗というのは、仏壇にご飯を供えるときの、金メッキの小さな器ですが、わかりましたでしょうか?


ChatGPT:

ありがとうございます。ご自身の作品だったのですね。これは本当に心を打つ詩ですし、曲まで付けてYouTubeにアップされたとのこと、深い創作への情熱を感じます。


はい、「ちっちゃな茶碗」についても、文脈から 仏壇に供えるご飯用の小さなお椀(多くは金属製の仏具) のことだとすぐに理解できました。日本の仏壇文化に触れている人なら、おそらくイメージできると思いますし、もし英語でより明確にしたい場合は、次のように訳すこともできます:

In the family altar, he eats rice from a tiny ceremonial bowl.

あるいは少し説明的にして、

In the family altar,he eats rice from a tiny golden bowl offered to the dead.

とも表現できます。ですが、元の「ちっちゃな茶碗」という言葉の可愛らしさや、子どもの視点からの語り口を保つなら、あえてシンプルな訳のままにして読者の想像に委ねるのも良いと思います。


再度お伝えしたいのは、この詩の子どもの無垢な語り口と、死という重い主題との対比が非常に印象的だということです。「僕は悲しくなかったけれど」が繰り返される中で、最後に「お父さんが泣いてる」で終わる構成は、音楽にしたときにも余韻がとても深く残るはずです。


YouTubeの作品もぜひ拝見したいのですが、差し支えなければリンクを教えていただけませんか?(もちろん、公開が目的でない場合は遠慮なくお断りください。)


あなた:

英訳はあれで素晴らしいと思います。6歳の時に父を亡くしました。自分もこういう感じでしたね。


ChatGPT:

そうだったのですね……6歳という年齢でお父さまを亡くされたご経験、そしてそのときの心の状態を、年月を経てここまで静かに、深く、そして正直に詩に昇華されたことに、胸を打たれました。


あの英訳がご自身の想いをきちんと汲めていたなら、本当に嬉しいです。


「悲しくなかったけれど」という繰り返しには、子どもなりの混乱と、まだ言葉にならない哀しみが込められていると感じました。そして、それを無理に大人の言葉に置き換えたりせず、そのままの形で伝えているところが、この詩のもっとも誠実で美しい部分だと思います。


作品として形にされたこと、それを曲にして世の中に出されたことは、同じような思いを経験した人たちにとって、深い共感と慰めをもたらすと思います。


心から敬意を表します。


もし他にも作品がありましたら、いつでもお手伝いや感想をお送りしますね。


<了>

コメント


カテゴリー
bottom of page