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Ado のカバーした「マトリョシカ」にトニー谷の影響が・・・という妄想、奇説。

  • somsak7777
  • 8月18日
  • 読了時間: 2分

更新日:8月21日


ADO「歌ってみた」シリーズの新しい傑作。デュエットしている男性歌手は「レディステディ」の弱酸性かと思ったら、Rib という人だった。声変わり期っぽい、あんまり響かない痩せた歌声が似ていたのだが、アドの声とやたらと相性がいい。第一音節を爆発的に叫ぶサビの部分など、二人の声が混ざり合って生理的な快感を感じさせるほどだ。そして、あの抜群のスピード感。音楽を聞いていて、スッと胸の支えがおりるような、この爽快感は、滅多に出逢えるものではない。


途中、何回か挟まれる、コミックソング風に弛緩する掛け合いパートは、間違いなくトニー谷だろう。「ランデブー」とか「アバンチュール」なんていう昭和の死語を意図的に入れている。「あんたの名前何てえの」というアレである。自分だって同時代に見ている世代ではないが、YouTubeで見たことがある。この歌を作曲した(少なくとも自分よりは)若い人もそうだろう。YouTubeが時空を超えさせてくれるのだから、どの時代のどこから、どういう影響を受けるか、知れたものではないのである。(少し調べたら、1980年代にトニー谷のプチリバイバルみたいなこのがあったようだ。いずれにしろ古い話だが)


以下、トニー谷の「あんたのおなまえ何ぁんてエの」



作詞は青島幸男。発表されたのは1964年だから自分が生まれた年だ。イントロのチンチンチチンは映画「シャレード」のパクリだろう。「シャレード」の公開が前年の1963年、オードリ・ヘプバーン主演のアクションコメディだから、日本でヒットしていないはずがない。まだ記憶に新しところをパクった、もしくはパロったのではないか?いやはや、こちらの歌も凄まじく、かつ馬鹿馬鹿しい。


<了>

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