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カンボジアの杜撰なフェイクニュース、タイの愛国宣伝に思わず感動など(アジア日誌7月)

  • somsak7777
  • 8月1日
  • 読了時間: 4分

更新日:8月14日

2025年7月29日(火)


写真下は、カンボジアのブルガリア大使館がシェアしたフェイク写真。上は、LA山火事の消化活動。カンボジア国防省のスポークスマンは「化学兵器」による攻撃は夜中に行われたとしてるので、自国の(偽)情報にも矛盾している。


出典は以下。

 

以下、本文。


カンボジアのYouTuberが、他国の山火事の消火活動の写真を、「タイが化学兵器を使った証拠」として拡散しているそうだ。カオソット紙によれば、首相夫人まで、これに騙されて投稿をシェアしているという。知り合いの優秀なカンボジア人たちには悪いが、これはやはり、「カンボジアレベル」と言わざるをえないなあ。あるいは参政党レベル。(笑)


あ、キャプションをよく読むと、今年起こったロサンジェルスの山火事の写真だ。しかし、雑な仕事だなあ。首相夫人までデマ投稿を拡散して・・・。首相の奥さんは、若くて美しいファーストレディとして、結構、影響力のある人なのである。しかし、これは、まあ、確信犯でしょうね。LAの山火事写真までシェアしたかどうかは定かではないが、フンセン夫人、国王陛下まで、同じような情報を、証拠も示さずに拡散しているという。


しかし、石破、まだ辞めないの?しばらくタイーカンボジア関係のニュースばかり見ていたら、まだ辞めないと言っているようで、驚いた。何がやりたいかわからないし(首相の座にいながらの「自分探し」はやめてください!と言いたい)、あの顔がなあ・・・辛気臭くてだめだ。タイなら絶対、選挙で勝てないだろう。あ、日本でもか。



2025年7月30日(水)



ある自民党幹部が「石破は完全にいじけてる」だと。「いじけてるって」いじける意味がわからん(笑)やはり、この人は、自己愛が極度に強いサイコパス的人格で、常人とは違った光景を見ていられる人なのではないか?


このまま自民党が分裂に突き進むのも面白いが、参政党みたいなとんでも政党が勢力を伸ばすのもなあ・・・なんか不安。だって、次、コロナみたいな事態が起こったら、ワクチン打てないんですよ、あの党の主張では。


ま、こういう人の、首相の座をかけての、自分探しの迷走に付き合っていられる余裕があるのだから、日本は平和ですなあ。でも、いつか、どーん、としっぺ返しを喰らうような気もする。


続報

津波だ!そういう意味じゃなかったんだが。しかし、これで、当面、石破が続けるしかないだろう。


続・続報


There has been a lot of fake news spreading about the tsunami in Japan. However, no serious damage has been reported so far. In short, Japan is ok.


大きな被害が出なくて、ひとまず良かった。ロシアに関して言えば、日本の旧領土、というか領土も含まれていることだし、災害援助を積極的にやるべきだろう。しかし、天罰が下るならプーチンだろうに!天もあてにならん。



2025年7月31日(木)




看護婦である姉に、生まれてくる子供と奥さんの世話を託した、タイの国境警備兵の手紙。鶴田浩二が読み上げる、植村眞久海軍大尉の遺書を思い出した。政治的立場に関わらず、どちらも涙なくして読めない手紙。


以下、投稿に付けられたキャプション。以下、そのChat GPT訳。


「彼女がもうすぐ出産するんです」


この話は、看護師のお姉さん「Wann Sp」さんが投稿したものです。

前線の兵士から彼女に宛てた手紙(画像参照)が届き、そこには「彼女がもうすぐ出産する」と書かれていました。


看護師のお姉さんは、「彼女と赤ちゃんをしっかり世話する」と約束しました。

そして今……無事に出産しました。


「子どもは生まれる。でもカンボジアとの戦いにも出なければならない」


――そんな言葉を読んで、涙があふれました。なんて返せばいいのか分かりません。


でも、どうか安心してほしい。

この看護師が、あなたの家族を精一杯守ります。

私たちの代わりに、国のために尽くしてくれてありがとう。

お母さんも赤ちゃんも、そしてお父さんも、どうか無事でありますように。


感動CMを作るのが上手なお国柄だから、ちょっと疑ったが、マスコミのニュースでも取り上げていて、兵士の奥さんは、無事、女の子を出産したという。もっとも、そんなヤラセをせずとも、こういうエピソードがいくらでも出てくる国なのである。何せ、「お国のために血の最後の一滴まで捧げます」と毎朝、子どもたちが朝礼で歌う国なのだ。


国境での戦闘で亡くなったタイ軍兵士は15人になる。この人たちは、ワーヒーロとして讃えられ、家族にも手厚い恩給が与えられるからまだいいが、「戦死者は5人」などとほざいているカンボジア政府に「パクチーの根元に埋められたまま」存在しないことにされているカンボジア軍の兵士たちは、あまりに悲惨である。それもこれも、フンセンのメンツのためなのだ。ウクライナ侵略がプーチンの戦争であるように、今回の国境紛争はフンセンの戦争だと思う。歴史的背景があるにせよ、結局は、そこに行き着くのだ。


ブチャの虐殺の時、CNNの有名アンカーが言っていたが、人間、沈黙を強いられて、殺されていくほど、無惨なことはないのだ。亡くなっていく時、死んだ後、自分と言う存在がどう世の中で扱われるか、ポジティブな想像ができる分だけ、まだタイ人兵士の方がマシなのだ。国家に殺されるんだから、そんなこと関係ないと言う人もいるだろうが、自分は、関係があると思う。


<了>

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