タイ仏教が未曾有の大ピンチ〜美人局?坊主ハンター女性の携帯に破戒写真が8万枚!高僧五人がすでにスピード還俗!
- somsak7777
 - 7月11日
 - 読了時間: 3分
 
更新日:7月16日
※パクナーム寺の副住職がピロートーク

写真出典:タイラットTV
タイの仏教が大変なことになっている。高位の僧侶をターゲットに籠絡し、証拠を記録して、お金をせびることで世渡りしてきた女性が、警察の事情聴取に応じ、彼女の提出した5台の携帯から、僧侶との秘め事を記録した写真が大量に出てきたのである。なんと、その数、8万枚!動画も5000件以上という。すでに10人を超える僧侶が特定され、五人が戒律違反を認めて還俗している。関係した僧侶の数はまだまだ増えそうだ。
女犯は、パーラーチックと呼ばれる最も重い破戒行為であり、事実認定されると即刻、強制的に還俗させられるし、今後、2度と出家が許されない。タイでは誰でも出家ができ、僧侶になるハードルが低いので、こういう人間的な戒律違反は日常的に起こっているだろうが、今回は、サンガ組織の地方責任者や、最年少で仏教教授の資格を取得した気鋭の仏教学者など、高位の僧が関わっているため、タイ社会と仏教界に大きな衝撃となった。
「破戒写真8万枚」のニュースは、タイ仏教のメインイベントの一つ、三宝節&雨安居入りの日にブレークした。タイの公共放送が、お寺参りの混雑を映して、「スキャンダルはタイ人の信仰に大きく影響せず」と見出しを打っていたが、そういう単純な話しではないだろう。三宝節のお寺参りは、タイ人にとって縁起物で、日本人にとっての初詣よりちょっと重みがあるくらいのものではないか?
一方で、今年の村の雨安吾入りは寂しいものだった。10年前は、もっと若い人が帰省して、賑やかにやっていたと思う。土日を合わせて4連休をどう使うか、彼らにとって仏事のプライオリティが下がったのだ。
それだけではない。雨安居入りまえの週だけで、村の年寄りが三人死んでいる。雨安居入りに重なったので、焼けずにご遺体が待っている状況で、他に危篤の年寄りが二人いる。雨安居入りの行事が寂しくなったのは、若い人の関心が薄れたこともあるが、かつて元気に行事を取り仕切っていた人たちが、亡くなったり、老いて元気をなくしたからでもあるだろう。タイ仏教の岩盤支持層だったお年寄りが、どんどんこの世から退場しているのだ。
一連のニュースを追っていて驚いたのは、政府だか、議会だかの仏教関係の担当者が、「僧侶の婚姻を可能にする法改正も議論の俎上に載せる」・・・みたいな発言をしていたことだ。今、ソースが見つからず、正確な言葉を確認できないのだが、もし、この通りのことなら、タイ仏教の根底を揺るがす大改革になるだろう。そんなことは、まず、不可能だし、思い付きの発言だとは思うが、そういうことを口走ってしまうほど、今回の事態の衝撃は大きかったのではないか。
うーん、しかし、同性婚だって、一昔前は「ありえない」と思っていたからなあ。もし仮にそうなっても、タイ人は、「習俗としての仏教」の大変化を、淡々と受け入れるのかもしれない。いずれにしろ、かなり遠い将来のことではあるだろうが。
<了>
追記 以下、2025年7月10日付けのDaily News 記事要約 By ChatGPT
「上院の宗教・倫理・文化委員会は、複数の高位の僧侶が女性信者と不適切な関係を持ったという「สีกากอล์ฟ(女性信者K事件」に関し、関係機関に説明を求めて調査を進めていると発表した。また、著名な弁護士が「僧侶にも結婚を認めるべき」と法改正を提案した件についても、委員会は仏教戒律に関わる非常にデリケートな問題であり、慎重に検討する必要があると述べた。来週、関係当局や学識者から意見を聴取する予定である。」
上のような提案も出てきているが、一方で、破戒行為をなして仏教の威厳に傷をつけた僧侶と在家双方に厳罰を加えるべきだ、という意見も浮上している。現実味があるのは、こちらの方向での立法化の動きだろう。
ではでは









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