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タイとカンボジアが幽霊の宗家争い、懐かしい昭和の政治風刺漫画(日記から)

  • somsak7777
  • 2月22日
  • 読了時間: 3分

更新日:2月24日

2026年2月21日(土)


▪️タイとカンボジアで幽霊の元祖争い


プラカノンのメーナーク。これまで何度も映画化、ドラマ化されてきたタイで一番有名な幽霊だ。この女の幽霊が、実は、カンボジア起源だと、カンボジア人が主張し始めたそう(笑)プラカノン(バンコク東部の地名)のメーナークならぬ、バッタンバン(カンボジア西部の州)のメーナークが元祖だという。


もちろん、タイ人側は、「お話にもならない」と冷笑しているが、この辺り、ちょっと、日本と韓国の宗家争いと趣が似ている。桜の起源は、とか、空手の発祥の地は・・・とか、こちらが先、そっちが盗んだ、というアレである。


内戦後長期低迷していたカンボジアが、政治的安定を得て多少は経済発展もし、自己主張を始めたことに、現在、低迷期にあるタイがイラついている・・・そういう図である。この辺りも日韓と似ているのだ。


タイホラーをソフトパワーとして海外に売り出すつもりのタイ政府は黙って見過ごすわけにもいかず、デジタル省のフェイクニュース対策サイトが、「メーナークカンボジア起源説」をフェイク認定している。以下が、対策センターの当該ページ。真ん中に「フェイクニュース」という赤字のスタンプが押してある。



カンボジア側はすでに「バッタンバンのメーナーク」をテーマにした映画を制作しているから、フェイクニュースの出所は映画かもしれない。しかし、幽霊を自国のものにして嬉しいのだろうか?もしかしたら、映画の宣伝のために意図的に流したフェイクニュース?なのかもしれない。



「プラカノンのメーナーク」の成立過程については以前投稿したことがある。



怪談話としてのメーナークの成立の経緯については、アネーク・ナーウィックムーン氏の「メーナーク伝説を紐解く」という名著がある。上の投稿は、この名著の紹介したもの。バンコクのプラカノン地区で広まった怪談風ゴシップを、タイ王室が取り上げて、民衆への仏教説諭のために物語化、演劇化したというのが真相のようだ。



▪️風刺漫画にも世代分断の波?でも、まあ、懐かしい(笑)



ある新聞に掲載された風刺画。新聞社の看板連載漫画のようだ。絵は味があって好きだが、このネタの古いこと。懐メロネタにしても古い、古すぎる。向かって右上なんか、石原裕次郎の「嵐を呼ぶ男」である。


この映画、還暦過ぎた自分でさえリアルタイムではカスってもいない。この新聞が、自分ほり上の世代、後期高齢者をターゲットにしている事がわかって面白かった。そうでもなけれが、さすがに編集部からクレームがついて、「書き直して下さい」となるだろう。ああ、びっくりしたあ。


ちなみに、「嵐を呼ぶ男」の公開は1957年、自分が生まれる7年前である。確か、映画のクライマックスで、裕次郎と誰かがドラム合戦をやるのだ。懐メロ番組で見た。「おいらはドラマー、ヤクザなドラマー、おいらが怒ると嵐を呼ぶぜ」というやつ。


しかし、まあ、一つずつちゃんと見ていくと、批判すべきは批判していて、その点に文句はない。が、50歳前の人には、完全に意味不明だろう。


※ある新聞とは東京新聞のこと。佐藤正明さんは、御年77歳のベテラン風刺漫画家。佐藤さんには、ぜひ、この「昭和の味の風刺漫画」を、できる限り長く続けてもらいたい。皮肉ではなく、まじで、そう思う。自分も昭和の人間なので、こういうものがなくなると、自分の一部が無くなったような気がするのだ。



<了>

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