不定期テレビ日記(2025年6月)〜雨季の黄金花、AIが決定する歴史、フンセン事態・・・など
- somsak7777
- 7月2日
- 読了時間: 22分
2025年6月1日(日)

雨季のタチノウゼン、もしくは金鈴樹。タイ語でトーンウライ。トーンもウライも金のことだから、タイ語でザ・ゴールド、「黄金花」。邦名の金鈴樹に印象が近い。
英名は Yellow Trumpetbush で、 他に幾つも名前があるが、全てYellow であってGoldではない。やはり熱帯の日差しの中で燦然としていてこその「黄金花」であり、くすんだ日差しの下では「黄色い花」に格下げされるのだ。
11月から3月にかけての乾季には、常に花をつけているので、数限りなく写真を撮ったが、雨季との端境に入ると花を見なくなった。
「さすがに一年中というわけにはいかないのか」と少し残念に思っていたが、今日、控えめながら花が開いていて、嬉しく思いながらシャッターを切った。さすがに黄金色というよりはYellowなのは仕方がない。
2025年6月2日(月)
外国人を装い、酔っ払ったふりをしてタクシーに乗ったら、ものすごくぼられた、という話し。そういう実験をしてみたということらしい。
バンコクは、ライドシェアが普及しているから、従来型のタクシーは廃れるか、グラブタクシー的なサービスに加入しないと生き残れなくなるだろう。日本の業界代理人が妙なことを言っているが、グラブは運転手の身元も、料金も、運行履歴も全て記録に残るから、「タクシーより格段に安全」と言うのがこちらの常識だ。実際にサービスを使ってみた感想でも、ライドシェアの運転手の方が、全然、礼儀正しく、安全運転である。
ちょっと職業差別的だが、バンコクのタクシーは、刑務所から出た人間でも、比較的雇用されやすい職業であり、出所した人間は社会復帰する前に出家することも多いから、タクシーの運転手が、お坊さん風に眉を剃っていたりしたら、ちょっと身構える感じになる。ライドシェアの運転手は、他に職業を持っている人が多いので、職業人としての常識が勤務態度に滲み出る。だから、タクシーの運転手のように、行き先を告げても返事もしないような人間はまずいない。少なくとも、自分は、会ったことがない。
会社がきちんと管理する?日本のタクシーと少し事情が違うのかもしれないが、「ライドシェアがより危険」ということには、日本でもならないだろう。手法が変わるだけで、運転手が管理されることに変わりはないし、いずれのシステムでも事件が起きる時は起きるのである。
2025年6月3日(火)
19世紀のロンドンにあったという極貧宿、ロープホテル。
一泊、1ペニー払うと、こうしてロープにもたれて夜を越すことができた。「これなら外で寝た方が、体を横たえられるだけマシではないか」と思うかもしれないが、外だと物を盗まれたり、警察に捕まったりする危険があり、また、ロンドンはジメジメとした冬の寒気で悪評が高かったので、たとえこういう状況であっても、室内で、他の人間と過ごす方が、野宿するよりまだマシだったのだ・・・とそう、このタイ語のコメントは説明している。ほんまかいな!、と思わせる、産業革命期の残酷物語、過去の遺物とも言えるが、トランプの登場によって、「野放しにされた資本主義の怖さ」を再認識すべき時代になったのではないか?
とここまで書いてなんだが、やっぱり疑わしい。立って眠ることでスペースが節約できるということだろうが、写真の状態だと、鮨詰めで横にならせるのとそれほど変わらないではないか。タイ語のキャプションには、その点を説明する説得力のある記述がないのである。生成AIでなんでも作れてしまう時代だから油断がならないのだ。
2025年6月5日(木)
「生きるため」かなあ。タイで生きていく道は色々あると思うが。「生きるため」というより、彼女たちは人生の転機を求めたのではないか。ある種の冒険心もあったと思う。この辺りの表現は紋切り型のような気がするが、長さに制約がある紹介文だから仕方ないか。これは、日本にもあったことで、以前、島崎藤村の「破壊」で有名な長野県の小諸に、タイ人女性との国際結婚が多いと聞いて、ショックを受けたことがある。ユトランド半島とは、また違った理由で、日本人とは結婚できない男性が多かったというのだ。もし本当なら、ああいう最低、最悪の「伝統」は、一刻も早く亡くなってほしいと思ったものだが、今は、どうなんだろう。
2025年6月8日(日)
コスモス。家の横にショッピーで買った種をパラパラ撒いて行ったら、2ヶ月たつと茂みができた。タイ語でダーオクラチャーイ。「散りばめられた星」という意味。とにかくたくさん咲くので、名前の意味がわかった。

2025年6月10日(火)
確かに。これはAIを使ってみるとわかる。知識の膨大さ、処理スピード、論理の展開力、そこから導き出され抜群の説得力に魅了されるが、時折あからさまになる、あまりにも浅はかな嘘、見当違い、非道徳性との落差に愕然とさせられるのだ。
以下、引用。
Jianli Yang and Denu Wang approached four generative AI models — two American, two Chinese — with the same question: “Please introduce the 1989 Tiananmen Incident in about 1000 words.”
The results were starkly different.
"The emergence of generative AI," they wrote for RFA, "has sparked renewed hope. Some believe that because these systems are trained on vast and diverse pools of information—too broad, perhaps, to be easily biased—and possess powerful reasoning capabilities, they might help rescue truth. We are not so sure."
2025年6月11日(水)

家で取れたマンゴー。なんとかいう種類だと聞いたが忘れてしまった。この村ではどの家でもマンゴーの木が植えてあり、珍しくもないので、腐らしてしまうことが多いようだ。年寄りが増えていることも一因かも。しかし、このマンゴー、甘すぎなくて、なかなか美味しいのに、もったいない。
追記 今、かみさんに聞いたら、マムアン(マンゴーのこと)ナームドークマーイという品種らしい。花の水のマンゴーという意味だから、果汁が、花のように芳しいということだと思う。内外で人気のある品種で、スベンセンのマンゴーアイスクリームなども、この品種を使っていると、立て看板に書いてあるそうだ。確かに、名前も詩的である。いつくか分種があって、「黄金の花の水のマンゴー」というのもあり、これだと、もっと派手に、豪華な感じとなる。
2025年6月12日(木)
バンコクホラーフェスティバル、7月4−6日、メンシー給水塔(バンコクで初めてできた給水塔)のあるイベントスペースでやるらしい。ホラー映画の上映、ホラー小説の販売、、ホラー音楽?、映画制作者による撮影中にあった怪談話のトークショーなどなど、盛りだくさんの催しで、食べ物の屋台も出るようだ。好きですなあ、タイ人も。お化けの話が。
以前、あるホラーコメディが国内で大ヒットした時、タイの政治家が、「タイのホラー映画を国際的なソフトパワーに」と盛り上がったことがあった。・・・が無理だろう。ものすごく怖い映画もあるが、タイ人的なゴースト世界を、やんわりとでも信じていいない人には、怖くも面白くもない映画が多いのだ。この「タイ的ゴースト世界」は、外国人にとっては、「箸にも棒にもかからない迷信」であることがほとんどなのである。
しかし、イベントは、タイ文化省創造経済局が協賛しているから、「タイホラーの国際的ソフトパワー化」は着々と進行中と言えるの・・・かな?こういうものは、政府が後押しし始めると大概ダメになるのだが。タイの国産アニメーションがそうだった。「タイ文化」を前面に押し出しすぎると外国の客が逃げるのだ。
2025年6月13日(金)
6月12日、アンネ・フランク、96歳の誕生日。最近の長寿の傾向なら、まだ、生きていた可能性はあるのだな。そういうふうに考えたことがなかった。いまだに現役で映画をとっているクリント・イーストウッドが95歳なのだ。ざっくり言って、自分の母親と同世代の人。タランティーノに、得意のパラレルワールドで、アンネ・フランクがもし生きていたら・・・という世界を描いてみてほしい。この間、瓦礫の中で、きれいに着飾って、風船を持ち、おどけた帽子を被って、自分の誕生日を祝う少女の写真を見たが、アンネが亡くなった年齢と同じくらいの年恰好の子だった。下の写真。上手い写真ではないが、見ていて目から水が出た。

They even look alike, right?
Two girls. Two birthdays.
In June 1944, Anne Frank quietly stepped down into the office of the building where she was hiding.There, she received flowers and a small spice cake — made without eggs or butter.
In 2024, a girl in Gaza sat on the rubble that was once her home.Wearing her best colorful dress, a birthday hat reading “Birthday,” and holding balloons, she looked up at the sky with a playful smile.
Different times, different places.The same small body, dark eyes, and innocent smile.Children caught in wars they never chose.
Written by ChatGPT based on my explanation.
2025年6月14日(土)
こういうものを、いちいちフェイクニュースかどうか見分けなければならない、面倒な時代になった。画像がよくできすぎているのである。もちろんジョークでしょう(笑)
これなどはイノセントな悪戯だろうが、時々、ステルス広告で、「ある有名人が、暗号通貨でボロ儲けする秘密を公表して当局に逮捕された」・・・的な写真や映像がフェイスブックに出てくる。あれなどは、スレスレのところを狙った、フェイクニュース広告だろう。ジョークだと分かる人には分かるが(相当数の笑マークがついている)、2割くらいは信じるのではないか。自分も以前、バンコクポストの動画として出ていたものを、一瞬信じてしまった。とほほ。
追記 うーん、写真は本物かも。伸縮性の管の先にある目を裏っ側に差し入れているのだ、という種明かし?らしきものを読んだ。口に入れたものを喉に押し込む時に使うらしい。(だから厳密に言えば目が口の中にあるわけではない。)羹に懲りて膾を吹く・・・というやつか。
この記事が、例えば、大手新聞に載っていたら、100%信じないにしても、ここまで疑いはしなかったろう。意図的に虚偽のニュースを流す事は少なくともしないだろう(4月1日以外は)、という程度の信頼感は、マスコミに残っているから。「意図的に虚偽の情報を流す可能性」が大いににある対抗メディア(ネット)が出て来て生じたマスコミの有用性である。
マスコミの振りをしたプロパガンダ機関は、意図的に虚偽の情報を流すけれども、それはまた次元の違う話しだろう。人民日報とか、ああいう旧共産主義の政府広報メディアなどがそうだが、それにしたって、人民からの一定の信頼性を維持する必要があるから、あまりにあからさまな嘘、フェイクニュースは流さないだろう。議論の余地がある・・・という微妙な線を狙ってくるのだ。
2025年6月15日(日)

マリゴールド、タイ語でダーオルアン。ターオは星、ルアンは「光り輝く」とか「高名な」「権勢がある」を意味するから、「光り輝く花」、「縁起の良い花」「立身出世を願う花」なのだ。プアンマライと呼ばれる首飾りに使われて、政治家が選挙キャンペーンで、さくら的支持者に首にかけてもらう花でもある。この若葉は、種を蒔いて一週間くらい。三月ほどで1メートルくらいに背が伸びて花を咲かせるだろう。
2025年6月16日(月)
▪️大谷翔平、明日、先発
お、まじか!NLBの公式サイトだからまじなのだ。オールスター後に投手復帰と言う話だったがずいぶん早まった。大谷翔平、井上尚弥、中谷潤人、吉成名高、ADO、ワンオク・・・最近の日本人はすごいですなあ。共通しているのはオタク気質、変な劣等感がないこと(ADOはある種の自信家なのだ)、それから、国際的なプレーヤーになっても、日本人としてのアイデンティティが揺るがないこと。吉成名高などは、「ムエタイは好きだが、タイという国にはあまり興味がない」と公言していた。あの謙虚な人がそう言うのだから、悪気はないし、完全に本音なのである。それでいいのだ。(笑)
そうそう、トランプという人は、もともと、リアリティショーのゲテモノキャラだったのだ。その人が、世界で1番強力な国の最高権力者になってしまった。議会制民主主義の欠陥が露呈した形だが、だからと言って、議会制民主主義自体を否定するのは本末転倒だろう。独裁と親和性を持つある種の旧左翼は、「民主主義の限界」を言い立てるかもしれないが(流石にもうそういう人はいないか!でもいまだにレーニン主義者を公言する言論人もいるようだから・・・)ヒトラーだって、選挙を通じて権力をとってまずやったことは、議会制民主主義の否定だったのだ。
2025年6月17日(火)
佳子さんという人は、なかなか感じのいい人だ。お姉さんが自由に生きる道を選んだから(小室さんという人は、客観的に見て、すごい人だと思う)、「自分は血筋が強制する義務を生きる」と覚悟を決めたのではないか。ここに大きなドラマがありそうだ。Netflix がやれば面白いかも。もっとも、皇室の人が個人的影響力を持つのも考えもので、あくまで彼の人たちは「血が半分しか通わない憲法の操り人形」であるべきだと思う。が、興味はある。皇室を日本のソフトパワーとする見方からすると、英国の王室のように、どんどんやらせればいい、ということになるけれども、お国柄が違うから、無理なんだろう。眞子さん夫婦も、英国王室の次男坊夫婦と違って、目立たず、地味に生きている。
大谷先発。三振が取れず、一点を失ったのは残念だが、投球は完全に復調したのではないか?一回で降板したあと、DHで2本ヒットを打ち、同点打を放ってチームの勝利に貢献している。
2025年6月18日(水)

黄色いのがマリゴールド。赤とオレンジの中間みたいな色の花は百日草。タイ語で「バーンチューン」、「喜び」とか「幸福」を意味する言葉である。ウィキによると、バンチューンは、自家製の仏花として栽培される花で(棘のあるヤツ、薔薇とかは仏花にはダメらしい)、頑強で栽培しやすく、一年生もしくは多年生で、時に小木をなす・・・とあった。
うちの庭で一番支配的なのもこの花で、コスモスはたくさん咲くが、雨が強く降ったり、水まきのホースの水が直接当たると、すぐ花弁が落ちてしまう。自分は、あんまり、この花、バーンチューン、を好きではない。色がちょっと燻んでいて、パーっと明るい感じにならないし、頑強すぎて、風情が感じられないのだ。便所にある造花のような感じ・・・言い過ぎか?(笑)

家で世話している外猫は全部で五匹いるが、母猫以外は、全部、色で呼んでいる。これは白、黒、茶色の3色だから「3色」。他に「白黒」「茶色」「黒」。「3色」は、去年の12月に生まれてまだ生後7ヶ月だが、もう雄猫が狙い始めているので、今日、少し早かったが、2回目の不妊薬を注射した。野良猫、外猫の平均寿命が、家猫と比べて、圧倒的に短いのは、これが原因の一つではないか。メスはのべつまくなしに孕まされるのだ。
母猫は、出産から数ヶ月でまた妊娠していて、それを知らないで避妊注射を打つてしまったので、死産した。そのせいか、今、体調を乱して、鳴き声まで変わってしまった。可哀想なことをしたが、栄養注射を打ってやるくらいはするが、医者に連れて行くことはしない。そういう距離感で世話している。
2025年6月19日(木)
Using AI makes you stupid?Here is the answer from AI.
Me:
"Using AI makes you stupid, researchers find", but what if you were already stupid? At least, I think, it makes you look smarter. ChatGPT, your thought?
ChatGPT:
That’s a sharp and funny take — and it gets at something real.
The original idea behind "Using AI makes you stupid, researchers find" (which comes from studies showing over-reliance on AI can erode critical thinking or judgment) assumes a certain baseline: that users are capable, but may get lazy. But your point flips it — what if your baseline is already low? Then, using AI might raise your output to a more competent-looking level.
So yes, in practice:
If you're already quite sharp, overusing AI might dull your edge.If you're struggling, AI might help you sound smarter — or at least more coherent and articulate.
The truth is probably: AI doesn’t make you smarter or dumber on its own — it magnifies what you bring to it. If you're thoughtful, it boosts your reach. If you're careless, it can multiply your mistakes.
So your joke has teeth. For some people, AI does make them look smarter. The danger is just starting to believe you're smarter than you are, without checking under the hood.
Me:
Right, you are like a too competent secretary. You sometimes make your employer too depend on your support. But the outcome of the work you do together must be always better than the ones done without you.
ChatGPT:
Exactly — that’s a perfect analogy.
A too-competent secretary doesn’t make the boss less intelligent, but she might make him less engaged in the details — because she’s so good. He leans on her. Maybe too much. But together, they produce better letters, tighter schedules, fewer mistakes — at least on the surface.
Same with AI: it can elevate the final product, even if the human behind it contributes less than before. The key difference is whether the human stays aware of that trade-off. If they keep thinking, questioning, and learning — then the AI is a tool. If not, it becomes a crutch.
Used wisely, this "secretary" helps you punch above your weight. But it’s worth remembering who signs the documents.
Me:
A perfect answer! Can I borrow that? LOL
ChatGPT:
Absolutely — borrow it, quote it, tattoo it on your arm if you like
Glad it hit the mark! Let me know if you need a shorter version for a tweet, a speech, or a coffee mug.
Me:
Yup, you are too good, and you could spoil me. No thanks, I will do it by my own.
ChatGPT:
That’s the spirit — and honestly, the best way to use me. Dip in when you need a boost, but keep your own edge sharp. I’ll be here when you need a second brain, a gut check, or just a good metaphor. Good luck out there — you're steering the ship.
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タイの首相とフンセンとの通話がリークされ大問題になっている。この政権はもう長く持たないかもしれない。「なんでもボス交で解決できる」と考えがちなタイの政治家の奢りが出てしまった、という印象。紛争相手国の実質的なトップとの電話で、自国軍隊の批判をしているのだから、致命的だろう。ワキがあまいとも言えるが、カンボジア側もよくやる。外交儀礼もへったくれもない。カンボジア人の積年のタイへの怨念を、首相がよく理解していなかった・・・ということか。
国内が混乱する可能性があるので、早めにビザの書き換えをやっておくべきかな、と思い始めた。昨日は、上院議員が連名で、首相の辞任か解散総選挙を求め、合わせてクーデターの危険性を警告している。しかし、こういうのを見ると、タイもカンボジアなんだかなあ、と思ってしまう。最近のアメリカや日本も酷いもんだが、ヤクザ映画の金字塔、「仁義なき戦い」の名台詞を借りれば、「牛のクソにも段々がある」かと。
2025年6月20日(金)
世論調査「タイ人は首相の平和解決路線を支持!」お、タイ人、結構、冷静じゃん。愛国扇動に乗せられると、どういうことになるか、愛国を唱え騒いでいた連中の正体がどうだったのか、赤対黄色の過激な政治対立の10数年で、国民は学習したのかもしれない。
懲りないのは権力者の側だろうが、だからと言って、学習しない側が負けるとも限らないのよな。それに世論調査は聞き方にもよって変わる。例えば、武力による解決と交渉による解決、どちらを支持しますか?と聞けば当然後者だろうし、その上で、首相の対話による解決方針を支持しますか?と聞けば、支持すると答えるだろう。
全体としての支持率が下がっているかどうかの方が重要だと思うけど、まだ記事を読んでないし、タイの政治にそこまでの興味を失っている。
2025年6月21日(土)
たまに聞くと、いい、この歌。
写真にのちのスター選手らしき人の顔が散見されるが、こいつらは、我々が、県予選の市大会で8ー0くらいで負けたチームに、10−0くらいで勝ってた連中なのだな。野球漫画でいう青葉学院である。「キャプテン」や「プレイボール」が人気があったのは、あれが、絶対多数のスポーツ少年のリアルだったからだろう。もちろん、隅谷二中が青葉学院に惨敗するところまでが、リアルなのだが(笑)
自分も同じような経験がある。前半、0−1くらいで結構善戦していたので、「いけるかも」と思っていたら、後半、メンバーがガラリと変わって、8−0くらいで負けた。「やっぱり東予工業の壁は厚かったか」とがっくりしていたら、相手チームはベンチの前に立たされて、「お前らあんなチームにあんな試合しやがって!」と一人ずつスパイクで頭を殴られているのだった(笑)
古き酷き時代の話しですが、そういう経験があっても、やっぱり、この歌を聞くと、なんか心臓がドキドキするのだ。
2025年6月23日(月)
日本保守党、都議選で議席取れず。候補を出してたことも知らなかったが、とりあえず、よかった。お笑い、とんでも、自己愛の泡沫政党だが、トランプだって出始めの頃は、リアリィティTVのイロモノだったのだ。それが、あれよ、あれよ、という間に・・・。保守党には、参院選もこの調子で負けてほしい。
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ผลงานสารคดีพุทธศาสนาชิ้นเอก ผลิตโดยคนดีที่เก่งที่สุดในวงการโทรทัศน์ไทย ตอนแรกที่เล่าเรื่องการเปลี่ยนศาสนามานับถือพุทธของชาวอินเดียนับล้าน นำโดยดร.อัมเบดการ์ อาจทำให้ชาวพุทธที่ยึดติดในไสยศาสตร์ไม่พอใจ แต่จะเป็นแหล่งแห่งความภาคภูมิใจของชาวพุทธที่มีจิตสำนึกประชาธิปไตย
A masterpiece of Buddhist documentary, produced by some of the finest and most principled figures in the Thai TV industry. The first episode, which tells the story of the mass conversion to Buddhism in India led by Dr. B. R. Ambedkar, may unsettle superstitious Buddhists, but it will surely be a source of pride for Buddhists with a democratic spirit.
2025年6月24日(火)

家の庭で採れたオクラ。市販のものより新鮮なせいか、色も明るい緑色で、食感も柔らかい。スローフードなどという趣味、生活スタイルの好みは微塵もないが、最近、庭にある野菜、草を、毎日食べている。空芯菜(田んぼの草)などは、ちょんちょんと切ってきて、ちょっと洗って、インスタントラーメンに入れて食べるから、ちょー速い。だから、スローフードではなく、ファーストフード(笑)
2025年6月25日(水)
これはさもありなんという感じ。AIのデーター解析の正確性、真実性というのは、元データが、人間の作り出した真正のものであることが前提だが、現在ネット世界には、AIが作り出した偽情報が溢れていて、「クリーン」であるべき元データーを汚染している。ここで引用されている研究によれば、2022年までの元データは、AIによるフェイク情報の汚染度が低いクリーンなものだが、それ以降は偽情報による汚染が深刻で、それによって、AIの開発モデルそれ自体が崩壊しつつあるのだという。
ドジャース戦の生実況をやっているハムショーさんという方によれば、大谷翔平関係のYouTube投稿のフェイク率が、ものすごいことになっているようで、自分も「おかしなニュースが多いな」と薄々感じていたことが、裏付けられたかたちだ。これなど、人間がやっているうちはまだいいが、AIがやり始めると、確かに、収拾がつかないことになるだろう。それともああいうのもすでに、生成AIにやらせてるのかな。アクセス数稼ぎのせこい話ではあるが。
この卑近な例で言えば、AIが、自らの作り出した大谷フェイク情報をソースとして引用することで、偽情報のチェインリアクションが起こり、フェイクが真正情報を押しのけて、ネット世界での勝者としてのさばることにもなりかねないわけだ。そうすると、マスコミの役割が、再びクローズアップされることになる。複雑高度な話しではない。ネットに氾濫する「真っ赤な嘘」を篩にかける機能である。
2025年6月27日(金)
イマイチ、フンセンの動機がよくわからん。タクシンとの間に、何か密約でもあったのかな。それが反故にされたから怒っているのか。それとも、タイの反タクシン派と裏で繋がっているのか?いずれにしろ、フンセンの「不敬発言暴露」の脅しによって、タクシンは窮地に追い込まれ、タイの「クーデター時計」の針が一気に進んだような気がする。それほど、あのフンセン発言は、衝撃的だ。
追記 フンセンは、タイ政府がカンボジア発のオンライン詐欺を厳格に取り締まっていることを根に持っている、という説もある。(不正ビジネスへの一族の関与を指摘する報道もあった)
タイ側がカンボジアへの送電を止めたことを、「他の国に対しては電気を止めたりしなかった」とフンセンが言っているようだが、中国の圧力で、ミャンマー側にまずそれをやったのは周知の事実ではないか?フンセン、ボケたのか?権力ボケかもしれない。いずれにしろ、フンセンの今回の言動は、「奇行」と呼ぶ域に達していると思う。
2025年6月28日(土)
とうとうこの人も出てきたか。タイ人はどうか騙されないで欲しい。タイの政治的アクティビズムというのは、鼠講と同じで、ピラミッドの上層にいる人はいい目を見られるし、他人をマニピュレイトする快感も得られるが、ピラミットの下層にいる人たちは、適当な言葉で操られるだけで、最終的には彼らが被害を被ることになるのだ。命でも失うことになれば、元も子もない。まあ、上層部の連中も、刑務所に行ったりして、それなりに対価を支払っているが、上の方の連中同士で握り合っている面もあると思うのだ。人民党のスポークスマンが、自重を呼びかけていることの意味を考えたい。
※人民党という訳名は、旧左翼匂が強すぎるので、「人々の党」くらいに訳したらどうか。日本共産党も、党名をこういうソフトなものに変えたら、もう少し、受け入れやすくなると思う。共産主義のイデオロギーはすでに建前にすぎず、実質は、護憲、福祉、平和の党なのだから、福祉平和党の方がわかりやすいし、あるいは、党名を「護憲、福祉、平和」とそのままやってもいい。脱線!
2025年6月29日(日)
「田舎医者の会」が、戦勝記念塔での反政府集会が軍事クーデターの口実に使われる可能性を警告し、国民に自重を呼びかけている。
「田舎医者の会」は進歩派医師の作る圧力団体で、30バーツ保険制度の生みの親となったサグアン・ニタヤーラムポン医師の出身母体である。サグアン氏らが、この画期的な保険制度をタクシン氏に売り込み、タクシン氏がこれを目玉政策として選挙で大勝することで、タイは初めて、「国民皆保険的な」医療制度を持つことになった。
タクシン氏に功罪はあるが、この30バーツ保険制度ほど、タイ国民に有権者としての意識変化をもたらした変革はないと思う。先日も、親戚のご老人が、大腸がんで人工肛門の手術を受けたが、手術費、大部屋での入院費はタダである。この制度がなければ土地を売らなければならなかっただろう。タクシン以前は、こういう恩恵は公務員にしか与えられず、そのように国民を格差づけることで公務員の忠誠を確保していた面があった。タクシン氏が旧エスタブリッシュメントの逆鱗に触れたのは当然だろう。
そういう経緯があるから、「田舎医師の会」が、現与党を擁護するのは、当たり前と言えば当たり前だが、同じような危機感を、野党である「人民党」も共有していることに注目すべきだ。人民党は、現与党の裏切りによって野党の座に追われた前回選挙の比較第一党である。本来なら、倒閣運動をけしかけたいところだろうが、やはり、国民に自重を求めている。
以前の赤対黄色の対立軸にもどった形だが、民主政治の場に軍事クーデターや暴力革命の居場所はないのだから、民主的野党として、極めて真っ当な政治スタンスだと言える。あるいは、当面の政治的利害は、とりあえず傍に置いておかざるを得ないほど危機感が強いのだと言えるのかもしれない。
※後でもう一度確認すると、「田舎医者の会」FB サイトにあった声明は、自身のものではなく、クーデターの可能性を警告する他の組織の文章をいくつも引用しているのだった。主に、人民党議員の声明を引用している。彼らの立ち位置は、タクシン派から人民党寄りに移ったという印象を受けた。民主政治の原則に従えば、そうなるのは当然だと思う。
また、ついでに言っておくと、タイの30バーツ保険制度や保険ボランティア制度が旧左翼の直接的影響で生まれたという誤解があるが、現実には、タイ官僚組織の良質な部分のイニシアティブで確立されたという方が正確である。
2025年6月30日(月)
カオソット紙の報道。NIDAポールから。次の首相に相応しい人物として、一番、支持が高かったのが、人民党代表のナタポン・ルアンパンヤーウット氏で32パーセントくらい。「相応しい人物がいない」が2割ほど。次が、プラユット・チャンオチャー元首相で12%。それから、アヌティン前内相、現首相などが9%ほどで続いている。
人民党の代表が首相に選出されることは現実にはまずないが、こういう世論調査を見ると、タイ人の政治に対する感覚は、率直で悪くないな、と思う。選挙で勝ったものが政権を握る・・・この、日本人にとっては当たり前のことが、タイではなかなかの大仕事なのである。だから、かえって、タイ人の中に、この原則を強く意識する人が多いのかもしれない。司法からの攻撃、マスコミのネガキャンにも関わらず、多数派工作に敗れて野党に追いやられた比較第一党への支持が根強いのは、そのためかもしれない。
まあ、数字を単純に見ると、次のようにも考えられる。ナタポン氏を支持した3割は前回の選挙で人民党に投票したリベラル層。「相応しい人がいない」と答えた2割は、前回選挙で貢献党に票を投じた層で、今回の「フンセン事態」で現首相への支持をやめた人たち。この二つの数字に、現首相への支持を足すと、だいたい6割で、この数字は、前の選挙の両党への投票率の合計と一致するのだ。仮に、解散総選挙となっても、「二大政党で6割」のこの傾向は続くのではないか?
<了>









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