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不定期テレビ日記(2025年12月②)〜「朝から砲声」がルーティーンに・・・など

  • somsak7777
  • 2025年12月18日
  • 読了時間: 22分
相変わらずグータラしている村の犬たち
相変わらずグータラしている村の犬たち


2025年12月10日(水)


猫パルボウィルスの予防注射、2回目を打つ。これで、サンシー(三毛)は一安心。接種後も、元気に遊んでいる。猫の黒死病のせいで、村中の猫はめっきり減ってしまった。もしかしたら1匹しか残っていないかも。少なくとも自分は、最近、村の通りで猫の姿を見かけたことはない。つまり、サンシーは方舟に乗ることが許された選ばれた猫なのだ(笑)長生きしてくれればいいと思う。正確な生年月日はわからないが、母親と一緒にいるところを見つけたのが、昨年の12月始めなので、今月で満一歳となった。



2025年12月11日(木)


朝から盛大に砲声が響いてくる。今日は、連続して着弾する砲声が多いようだ。これがBM21の砲声の特徴なのかも。(自分が聞いている音には、それ以外にも、大砲の音、タイ側の戦闘機の爆撃音が混じっているだろう)構わず、朝飯を食う。

 

砲声一つにつき、誰かが死んだり、怪我したり、誰かの家が壊されたりしている可能性があるのだが、こう言う時は、「関心領域」を狭窄化しないと、やってられない。


カンボジア側が、ほぼ無差別に、国境の民間地域にカチューシャ砲を撃ち込んでいるが(BM21は、サッカー場くらいのエリアを面で攻撃するためのものなので、精密攻撃は不可能なのだ)、民間人は全て避難済みだから、民間の死傷者はゼロである。驚くべき離れ業だ。兵士の死者は、戦闘4日目で、8人に達している。


一方、カンボジア側は、兵士に家族の同伴を許しているようだ。軍紀を無視して投稿される兵士のSNS投稿でわかるのだが、この「国力」「民度」の差は覆いようがない。


タイ側の殉死者は、国のために命を犠牲にしたヒーローとして入念に讃えられるが、カンボジア側は、戦死者の存在すら認めようとしない。全て、独裁者のメンツのためである。今のところ、タイに対する長年の遺恨からか、カンボジア兵の士気も比較的高いようだが、戦闘が長引けば、この「国力」の差は、士気の低下として顕著になっていくだろう。


ティア・バン元国防大臣がロシアと接触して武器の提供を求めたとか、サム・レンシーが亡命政権の樹立を宣言したとか、きな臭い噂も流れているが、このメンツでは無理だろう。当分、フンセン独裁は続くのではないか。


一方で経済的には、タイ国境の封鎖が深刻に響いてきているようだ。紛争勃発後、カンボジアに帰国した移民労働者は90数万になるが、そのうち国内で職を得られた人は10数万人すすぎない。(I LOの調べでは、カンボジアの移民労働者は平均4人を扶養している)


また、カンボジアを訪れる観光客の4割はタイ人で、全観光客の8割がタイを経由してカンボジアを訪れる。影響は旅行業だけではなく、ホテル、レストラン、エンタメの分野にも及んでいる・・・云々。


タイのテレビの報道だから割り引いて考えても、カンボジア経済は深刻な打撃を受けていると思わざるを得ない。加えて、トランプ関税の重荷。カンボジアには、1000を超える縫製工場があるが、不況に耐えかねて、ゼネストを起こす可能性も囁かれているという。


最初は、シーゲーム妨害のために小競り合いを仕掛けたのかと思ったが、戦線はどんどん拡大され、今では、東部トラート県でも熾烈な戦闘が行われれいる。どうやら、焦ったフンセンが、少しでも失地を挽回して、再び停戦に持ち込むために起こした戦闘のようだ。全面戦争のオプションはないのだから、そういうことだろう。


やはり、アルツ的独裁者フンセンは座敷牢に閉じ込めないと・・・。こういう時こそ中国の出番ではないか。中国がこの無学な老人を勘違いさせ、増長させたのだから、責任はあるのだ。


今日の軍の発表で民間人の死者が三人となっていた。訂正。しかし、民間人の死者は、対外宣伝用からも、大きく報道させるはずだが、いつ起こったのだろう。少なくとも自分はニュースを見ていない。ちなみに兵士の死者は9人に増え、負傷者は120人。


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なんと、カンボジアとの戦闘の真っ最中に、アヌティン首相が、解散の奏上をした。戦争の最中に議会を解散し、選挙管理内閣になるなど、日本の常識ではあり得ないことだが、タイのメディアも大騒ぎしている。


首相は、カンボジアとの戦争指導の権限を軍に全面的に移譲し、殉死した兵士のことを聞かれて涙を流すなど、当事者能力に欠けた振舞いだったから、かなり前からそのつもりだったのかもしれない。


なぜ解散に踏み切ったかは説明すると長くなるし、完全に理解している自信もないので、内閣発足時に協力を得た野党第一党「国民の党」との軋轢が原因とだけ書いておく。首班指名と引き換えに同党と約束した憲法改正も反故にすることになる。


9月の政局時にタイ貢献党が解散の奏上をして、枢密院に「書き直せ」と突き返された前例があるので、今回ももしかしたら、詔勅がすぐには降りないかもしれない。タイミングが悪すぎるのだ。


兵士9人、民間人が3人死亡し、軍の負傷者が120人も出ている戦闘の最中に、「党利党略」で議会を解散するなど、普通なら許されていいはずはない。こういうのを見ると「日本の自由民主党は随分マシだなあ」と思ってしまうのだ。


ちなみに、これ、アジア在住者あるある。欧米に住む人は「ではのかみ」になるのだろうが、こちらは「日本がまだマシ」に思えてくるのだ。


ではでは(笑)



2025年12月12日(金)


下院解散の詔勅があっさり降りた。総選挙は議会解散から45日から60日の間に行われる。タイでも選挙は日曜だから2月1日か8日に投開票という計算になる。


緊急事態下での議会解散を批判する声はほとんど出てこない。これから出てくるのかもしれないが、タイ人は「戦争は軍がいれば十分」という考え方なのかもしれない。この辺り、やはり、日本人とは感覚が違う。


うちのかみさんは「交渉で誤魔化す相手がいなくって、カンボジアは怖がっているんじゃないの」と冗談ぽく言っていた。別にいなくなるわけではないが、政府の正当性レベルが一段落ちるのだから、戦争への軍の発言力が増すことに間違いはない。ま、元々そうなのだから、同じことと言えないこともないが・・・。


今朝も、時々、砲声が遠雷のように聞こえてくる。昨日と比べると、かなりスローペース。ついにカンボジアも息切れしてきたか。そうだといいのだが・・・。


フンマネット首相が国連に「即時停戦」の決議を出すように要請したそうだから、もう、停戦したがっているのかもしれない。タイ側は、この機会に、カンボジアの戦争能力を叩き、実効支配する領土をできるだけ「回復」しておきたいという腹なのだろう。


先ほどのニュース。フンセンが国民へ向けて演説。タイ語の翻訳がついていたそう。見ていなかったのでかみさんに内容を聞くと以下。


<タイがカンボジアを侵略したいならば、扉を開けて迎えいれる。国際社会にタイを厳しく批判させ、広範囲に展開したタイ軍が弱体化したところを攻撃し殲滅するのだ・・・云々>(笑)


国内向けの演説としても稚拙である。タイがそんな無意味なことをするはずがない。日本が北朝鮮や韓国に侵略すると仮定するようなものだ。フンセンも苦しい立場に追い込まれているよう。犠牲を強いている国民の手前、何か、計略があるように見せかけざるを得ないのだ。



2025年12月13日(土)


今日は、朝から、ほとんど砲声が聞こえない。30分か1時間に一回ほど、遠からで、雷のような鈍い音が響いてくる感じである。今、午後3時くらいだが、微妙な揺れを感じさせるような爆音(ここは一番近い国境から50キロほど離れているが、かすかに窓枠が揺れる感じが時々あるのである)は一度もない。殆ど砲声を意識しないで過ごした。


報道によると、ウボンラチャタニーとトラート方面の戦線では激しい戦闘が続いているようだが、両者ともここから100キロ以上離れているので、さすがに音が届きにくいのだろう。トランプコールの影響で、少しは戦線が縮小したのだろうか。



タイ王国陸軍の参謀総長に公共放送のトップ(スティチャイ・ユーンの弟さん)がインタビューしている。タイの軍部は、カンボジアが当面の将来、タイに危害を及ぼさないくらいまで、カンボジアの戦力を低下させることを、今回の作戦目標と位置付けているようだ。例えば・・・


「戦争をするには、戦争する意思と、意思を現実化するための戦力が必要で、この二つのどれが欠けても戦争はできない。カンボジアの指導者に我が方と戦う意志は強くあるようだが、戦力がなければ戦いを仕掛けることはできない」


「相手型は、今回の国境での戦闘に戦力の全てを費やしている。」

「戦闘によって双方の戦力が低下するわけだが、彼らの戦力を今回、殲滅に近いところまで叩いておけば、戦力を回復させる過程で、彼我の戦力差は、彼らが再び我が方と戦えないところまで拡がっていくだろう」


まだ全部見ていないが、冒頭でそんなことを述べていた。


また、タイ軍は、今の状況を「戦争」とは位置付けておらず、戦争へエスカレートするレッドラインを、PHL-03(射程130キロの多連装長距離ロケット砲)をカンボジア側が使用して主要都市を攻撃対象とするかどうかに置いているようだ。


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1999年、ミャンマーの少数民族武装ゲリラ「神の軍隊」がバンコクのミャンマー大使館を占拠して人質にとった時、タイ政府は粘り強く交渉して人質の解放を勝ち取り、ヘリコプターで犯人グループを運んで国境で解放した。犯人グループを信用させるため、ヘリコプターには、のちのバンコク市長で当時の外務副大臣スクンパン・ボリパットがが同乗した。スクンパンは臣籍降下したが王室の血筋でもある。


翌年、同じグループがラチャブリーの病院を占拠した時には、治安部隊が急襲して、有無を言わさず犯人グループ10人を全員射殺した。どちらも同じ第二次チュアン政権の時である。


これが、自分が理解している「タイのやり方」。怒らせてはいけない。


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タイ・カンボジア両首相との電話会談後、トランプは・・・


「タイ兵が地雷を踏んだのはただの事故なのに、タイ側が過剰に反応している」


多分、アヌティンの後でフンマネットと話したのだろう。だから、そちらの説明が頭に残ったし、タイに圧力をかけた方が簡単だと思ったのだろう。


相変わらずバカだなあ、トランプは。これでアヌテインも軍も、ますます後に引けなくなった。こういう人と話をするときは、話す順番も考慮に入れないと(笑)


もし、アヌティンがタイメディアに語ったようなことをトランプに言い放っていたとしたら、気で鼻を括ったような返事に、腹を立てたのかもしれない。


軍事的に劣勢なカンボジアは(今日もカンボジア側の重要拠点が新たに「完全制圧」された)、トランプの停戦提案に乗り気だったろうから、カンボジア側の態度の方が気に入ったことだろう。


この人に一貫した原則はなく、全ては老人性の気分の移ろいに左右されてしまうのだ。いっていることがコロコロ変わるのも、駆け引き、高等戦術でやっているわけではないと思う。


トランプは、「一日4、5時間しか執務できないほど体が弱っている」とも伝えられている。ダイエットコーラが好物で、デスクには「コーラーくれ」専用の呼び鈴?があるそうだから、まず、間違いなく糖尿だろう。認知能力の衰えも顕著なのではないか?だから一番わかりやすい回答にすぐ飛びつくのである。


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午後6時。


バンコクでの反戦集会に集まったのは6人(笑)というニュースがあった。アメリカ人にとってのベトナム戦争みたいに、他国で戦争しているわけではない。隣国が自国の領土にバンバン砲撃を加えてくる類の戦争なのであある。撤退して終わる話ではないのだ。漠然と「反戦」を呼びかけるだけでは、リベラルなタイ人であっても「ちょっと無責任じゃないの」と感じるのではないか?


先ほど、マレーシアの首相が、今日の午後10時までに停戦し、15日にASEAN外相会議で討議することを提案した。「ASEANの呼びかけに応じてひとまず停戦に応じて」というのなら、反戦平和へのプロセスが見えるから、まだわかるのだが・・・


KhmerTImes によると、フンマネットが停戦を支持する声明を出したらしい。タイでは、カンボジアメディはブロックされているようで、記事の内容は読めなかった。


「停戦に応じないタイ」という図式をカンボジアは作りたいのだろうが、タイ側は構わず実を取ってくるかもしれない。タイ政府・・・というか、タイ軍部は、どのあたりで国際世論と軍事的、領土的実利のバランスを取るのだろうか?


まずは、今日の午後10時に暫定的にも停戦が実施されるかどうか、見てみよう。少なくとも、今、午後6時の時点で、その気配は無いのだが・・・アヌティン首相も、停戦合意の報道について、「何かの勘違いでは?停戦は時期尚早」と記者の質問に答えている。


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追記 この後、アヌティン首相は会見を開いて、正式に、本日22時を期限とする停戦提案に応じないことを表明した。首相の緊張感にかけた緩い感じは、いかにもタイ的で藤山寛美を思わせたが(笑)、ま、ある種の余裕と受け止められないこともない。



首相が立ち去る時、同席した軍幹部の一人が、「殉職した15人の兵士の親御さんや、奥さん、子供たちが、(この停戦案を)どう受け止めるか、どうか考えてみてください」と、少し昂った感じで、記者団に呼びかけたことが印象に残った。上の動画の6分00くらい。


首相の緩い雰囲気とあまりにも対照的なのである。あの発言が、軍首脳部全体の空気を反映しているのだとしたら、何かしら、政治的な事故が起こる可能性を考えざるを得ない。すぐそこに考えがいくのは、タイ在住者の病気なのかもしれないが・・・。


今、14日の午前2時だが。戦闘機が飛んでいく音がかすかに聞こえてくる。



2025年12月14日(日)


朝から、砲声が頻繁に聞こえる。シソケートでは、早朝からカンボジア側が40発大砲を撃ち込んできたとニュースでやっている。昨日、BM21が民家を誤爆?して、民間人4人が亡くなったばかりだ。


昨日の会見を見ても、トランプ発言(地雷は事故、タイは過剰反応云々)がタイ軍部の感情を著しく硬化させたことは明らかだ。加えて、民間人の死傷のニュース。昨日の段階で停戦が成立する目はなかった。


トランプにとっては、タイ・カンボジア国境で停戦が成立しようが、しまいが、どうでもいい事なのだろうが、当事者は、その国のプライドを賭けて戦っているわけで、紛争の調停者としては最悪の発言だった。


交渉の実質を担っているASEAN議長のアンウォール・イブラヒムは、Xを見て、唖然とした事だろう。


※訂正。4人死亡は兵士、民間人は11人が負傷、うち2人が重症で、一人は破片を頭に受けて脳内出血があるという。



2025年12月15日(月)


戦闘開始から9日。「朝から砲声」がルーティーンとなった。こんな感じ。F16が通過する音(?)と砲声。音を微かにしか拾っていないので、静かなところでボリュームを上げて聞かないとわからないかもしれない。朝6時すぎ、明るくなったくらいの時間。



書いている今は、午前9時だか、早朝より、激しくなった感じ。昨日は午後から少し静かになったか、今日はどうだろう。


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今、12時40分。砲声が止んだ。昼飯休戦中か?


この間、ビザランで訪れたラオス国境チョンメクが妙なことで注目を集めている。この国境を通過してラオスに輸出される石油が急増しているというのだ。ラオス経由でカンボジアに再輸出されているということだろう。タイ政府はチョンメクの石油の輸出を差し止める措置に出るようだ。


※前日の夜から禁輸が実施されていた。決定は第二軍管区司令官による。(非常事態法が発令しているから、こういうことも軍管区司令官の一存で実施できるのだろう)


海兵隊司令部が、トラート県にカンボジアのサボタージュ要員が潜入して、テロを画策していると発表した。ドローンによる攻撃を指しているようだが、その操縦士として、外国人が雇われている情報があるという。タイ政府は、特定問題国のファラン(白人系の外国人を差す言葉)の入国を制限する措置に出ると発表した。主にロシアを指しているようで、ある政府広報では国籍を特定して住民に警戒と情報提供を呼びかけていた。トラート県では、複数地区で夜間外出禁止令が出ている。


トラート県のみならず、第二軍管区(東北地区を管轄する)全体で、ロシア国籍の「傭兵」によるサボタージュを警戒するように、管区司令部が住民に呼びかけていた。


昨日、シサケート県サオトーン地区の民間人居住区(というか村だろう)が再び攻撃を受け、住民一人が死亡した。一昨日、BM21が着弾して多数の怪我人が出た地区である。攻撃が直接の原因で死亡した最初の民間人だという。民間の死者は3人と発表されていたが、この数字は、砲撃の音に驚いてショック死したり、避難のストレスで亡くなったりするケースを含めていたようだ。


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カンボジア、相変わらずこういうレベルの低いフェイクニュースでプロパガンダしている。



「タイ軍がカンボジア住民に毒ガスを使った」というニュースをカンボジア内務省が流しているのだという。使われていた動画は、全然関係のない、タイ軍兵士が、蚊を駆除している映像だった。(マティチョン紙の記事だから、ある程度信用できる。)


最近、旧共産主義国のプロパガンダのあまりのレベルの低さ、それを受け入れているらしい一般国民の民度の低さに呆れているところなので、以下のようにコメントしておいた。


I can’t help but say it’s Cambodian-level. And I think this was done deliberately. It’s communist-style propaganda, based on the idea that the ends justify the means. But nowadays it looks more childish than Machiavellian or Leninist.


フンセンの孫で、いかがわしい投資会社(仮想通貨関係かな)の役員だったHun To が、会社を閉鎖し、一般投資家を見捨ててドバイに逃げた・・・という記事がいくつか出ているが、フェイクニュースかも。米財務省が同社の対外資産を凍結したため経営が破綻し、カンボジア人投資家の怒りを恐れたフン・トーが国外に逃避したというストーリー。


出所不明のネットニュースが書いているだけで、大手メディアは報道していないよう。本当ならフンセンはまじで落ち目だ。



2025年12月17日(水)


今更言うまでもないが・・・トランプは3日前に「停戦が成立した」と言っていたのだ。以下、BBC記事から引用。



Trump had claimed earlier in the week that he could stop the fighting between Thai and Cambodian forces that broke out on Monday just by picking up the phone.


After speaking to both prime ministers on Friday night he wrote on social media that the two countries had agreed to "cease shooting effective this evening" and go back to the agreement they signed in front of the US president in October.


"Both countries are ready for peace," he wrote.


But in their comments after speaking to the US president, neither side mentioned an imminent ceasefire.


もちろん戦闘は続いていて、昨日もタイの兵士が2人戦死している。カンボジア側の戦死者は、発表も称揚もされないが、もっと多いだろう。タイ側の発表を信じれば、タイとカンボジアの戦死比率は、だいたい1対15である。


・・・・と思っていたが、今、昨日(12月16日)の軍部の記者会見を確認したら、カンボジア側の戦死者数が505人になっていた。一昨日までは221人だったのが、倍以上に跳ね上がっている。戦死比率は19ー505、1−25以上となる。


人海戦術で無理な攻撃を繰り返しているロシア軍の戦死比率が、ウクライナ1、ロシア3くらいとされているから、この数字は異常である。


大本営発表だから、カンボジア国民の厭戦気分を助長するための誇張はあるかもしれないが、カンボジア側がまともなカウンター情報を出さないのだから仕方ない。出さないのは出せない理由があるだろうと考えてしまうのだ。


つまり、トランプが「停戦に合意した」と書いてから、戦闘は熾烈化しているのである。あるいは、停戦が近いと見た両軍、特に、タイ軍が、停戦時に有利なポジションを得るために攻勢を強めたのかもしれない。


トランプはその後「停戦に応じなければ関税を上げる」といい出しているが、そんなことで国境紛争が解決できれば世話ない。いずれ停戦はせざるを得ないのだから、タイ軍は、これを好機と、できるだけカンボジア軍の戦闘能力を叩き、実効支配を最大化しようとするのではないか。


この問題を協議するために今月16日に予定されたASEANの外相会議が21日に延期されたから、そこをタイムリミットとして、戦闘は続くのかもしれない。昨日は、「状況を掌握できた」としてトラート県の夜間外出禁止令が解除され、スリン県のアンマー峠(ここには以前、フンマネットが自ら命じて建てさせた救国の英雄の像が立っていた)完全制圧してタイ国旗が立つなど、タイ側に有利に戦局は推移している。


しかしまあ、トランプ・・・


アメリカ人はタイーカンボジアの国境紛争などに関心はないし、報道を見ることも少ないだろうから、いい加減なことをポストして、自己宣伝のツマにすることくらいはいいだろうと思ったのか?


それともマジでボケているのか?


今、書き終えて、朝の6時だが、珍しく砲声がまだ聞こえない。昨夜も、戦闘機の飛行する音は時折聞こえたが、砲声や爆音は感じなかった。カミさんは「あった」と言っているけども、少なくとも、それほど盛大ではなかったと言うことだろう。


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今、午後3時半。今の所は静かな1日で、砲声が聞こえることはなかった。報道によれば、スリン県のタークワイ遺跡付近、ウボンラーチャターニー県の要衝アンマー峠で激戦が続いているようだ。どちらもタイ軍が制圧を宣言した場所だが、カンボジア側が奪還しようと猛攻撃を仕掛けている。タークワイ遺跡近くの350高地はタイ側が攻撃を仕掛けているが占拠できていない。タークワイ遺跡はここから90キロ、アンマー峠は200キロ以上離れているので、流石に、聞こえないのだろう。また、音が伝わる距離には風向きなども影響する。また、日中よりも夜の方が音が伝わりやすいそうだ。


以下カンボジアメディアの報道。


タイ側戦死者5000人、負傷1万人(笑)


なんか北朝鮮のメディアと似てきた。「最高尊厳」の顔色を気にしすぎて、リアリティのある宣伝用ナラティブが作れないのである。


これがたとえば、戦死者120人、負傷700人くらいなら「ひょっとしたらありうるかな」と思わせられるのだ。タイ政府の公表した戦死者は19人だから、それでこそ「タイ側は戦死者を隠している」とプロパガンダ戦を攻めることができる。ちなみに、このメディア報道でのカンボジア軍の戦死者はゼロ・・・(笑)シュールだ。


「偉大な将軍様・フンセン」が戦争指導しているからだろう。(フンセンは自分が戦争指揮の先頭に立つと公に宣言している。法的根拠はわからない)流石にカンボジアの一般国民もこの情報は信じないだろうから、このニュースメディアの顔はフンセンの方だけを向いていると言っていいだろう。


ちなみに、タイ側が発表しているカンボジア側の戦死者数は505人。これは、まあ、彼我の戦力差から言って、まんざらあり得ない数字ではない。おそらく、カンボジアメデアは、タイ側が500人と発表したので、それに10倍したのではないか?マジで、その程度の話だと思う。


政府によるプロパガンダ能力の差、メディアの質の差、社会の民主化程度の差(タイは半分の民主主義だけども、共産主義を通過して時間を無駄にしていないところが大きい)、国民民度の差が、こういうニュースのディテールになって現れてくるのである。


しかし、AI社会、フェイクニュース社会のもう一つの落とし穴は、「カンボジアがそう報道しているという、その事自体がフェイクである可能性」があることだ。この情報の場合、チャンネル3の人気ニュース番組が公式サイトで取り上げていたので一応信用した。



公式サイトを調べたのは、この番組は、人気キャスターの生成画像入りでフェイクニュースが流される事が多いので、ソースを公式サイトまで遡ってチェックしないと安心できないからである。



2025年12月18日(木)


いつものように午前2時には目が覚めてこれを書いている。庭に出て挿し木した花の具合(薔薇と、日々草)を確かめていると戦闘機が飛んでいく音が聞こえた。(挿し木した花は、夜どのくらい元気が復活するかで成否が決まるようだ)やはり、戦闘地点が遠いので、爆音までは聞こえないということのよう。戦闘機はコラートにある空軍基地で待機しているから、飛んでいく音は聞こえるのだ。


昨晩のニュースを見るとトラートでもかなり激しい戦闘があったようだ。その後、地方の司令官が「完全制圧」の宣言を出したが、カンボジア側もしつこく抵抗してくるので、どうなるかわからない。スリンの350高地もまだ落とせていないようだ。


下の記事、巨大ネットメディア「イーちゃん」から。



350高地の攻略作戦で亡くなった兵士のお母さん。激烈な戦闘の最中らしく遺体はまだ見つかっていない。


350高地が、タイ軍が占領を目指す最後の戦略地点らしい。ここを攻略できれば、タイ側は停戦に応じるということだろう。今日、アヌティン首相が、戦闘を停止して交渉に入るようカンボジアに呼びかけていた。(メディアのインタビューに答えて・・・だが)


お母さんの言葉。「悲しいが嬉しくもある。息子が(お国のための)任務を果たしてくれたから。」銃後の母の発言だ。今のタイ社会の雰囲気を映しているが、彼女の本音でもあるように思う。


やはり、「ただだた悲しい」という以上のプラスアルファがあるのだ。これは、日本人の多くは、「非人間的だ」として否定したい感情なのかもしれないが、タイ人にはそのプラスアルファの感情があると思う。


ま、正味な話、ヤク中になったり、喧嘩で死んでいくのとはわけが違うのである。数千万円単位の慰労金も政府から授与される。それが子供の命と引き換えになるわけではないが、当然の栄誉と実利であり、「孝行息子」を親として誇りに思うのも当然なのだ。


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戦闘11日目。タイ側の戦死者は21人になった。



戦死した兵士は、こういう風に発表され、英雄として称揚される。そうしないと、メディアも国民も絶対に許さない。これが、タイの常識。これがわかっていたら、カンボジアの「タイ側の戦死者5000人」がいかに馬鹿げた主張なのか、すぐにわかるのですね。それに引き換えカンボジアは・・・と、あとは言わない。


Day 11 of the fighting.


The number of Thai soldiers killed in action has reached 21.


Fallen soldiers are announced in this way and honored as heroes. If they weren’t, the media and the public would never accept it. That’s common sense in Thailand.

Once you understand this, you can immediately see how absurd Cambodia’s claim of “5,000 Thai soldiers killed” really is.


And compared to that, Cambodia is… well, I won’t say any more.


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「朝のニュース」Facebookから


これは驚き。中国からの特使(劉中義)が陸軍を訪問し、オンライン詐欺拠点摘発でのタイの協力を賞賛する一方で、「カンボジア政府は、詐欺グループと利害関係がある」と指摘して、カンボジアを名指しで非難している。


18日(今日)に、中国が、「停戦調停のために特使を派遣する」という情報があったが、この劉中義のことだろうか?この人は、治安、国境分野の中堅官僚だから、畑違いかもしれないが(今年5月、中国人スキャマーが大量送還された時もタイに来て現場に立ち会っていた)、タイミングが合いすぎている。


停戦仲介の特使について聞かれて、アヌティン首相は「知らない」と答えているから、この人の訪タイの話をメディアが勘違いして、ミスリードしたのかもしれない。


しかし、今の状況で、カンボジアを名指して批判するのだから、中国政府の何らかのメッセージが含まれている可能性はある。中国は、カンボジアの主要な武器の供給元で、最近も、放棄されたカンボジア軍の前線拠点から、大量の中国製武器が見つかっている。


ま、中国の中堅官僚は、暴言癖があるから、口が滑っただけかもしれないが。


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