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今日の一句 ブランコ
- Plaadipbkk
- 2017年12月11日
- 読了時間: 2分

ブランコや前髪ふわり春の風 では太
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J.U.君がお母さんの国、タイに里帰りした。もうすぐお兄さんになるらしい。
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春のブランコはだしのあんよに風 では太
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歳時記によると、ブランコは春の季語だそうだ。中国の故事に由来するとあるが、そういう生活実感に基づかない季語は、あまり気にしないことにする。だから季重なりも無視。だいたいバンコクでやっている俳句だし。
今のバンコクの気候を日本に当てはめると、朝夕はそれほど暑くもないから、春とも秋とも言える。日中、歩いていると、非常に暑いと思うこともあるから、そういう場合は、夏の季語を使ってもよいだろう。1日のうちに、春、夏、秋があるわけだ。
日本の微妙な季節感覚がタイで通用するはずもなく、大雑把な皮膚感覚、温度、日差し、吹く風の感じが伝われば、それで充分なのである。そういう感覚を伝えようとする時、季語が言葉の節約にならないなら、外国の風物を詠む俳句に季語は要らないとも言えるだろう。
ちなみに、タイに冬の感覚があるかと言えば、なくもない。例えば、冷房を強くかけすぎて夜中寒さに目覚めた時。
熱帯夜寒さに目覚む安ホテル 万斛
安いホテルほど冷房の温度調節がうまく効かないのでガンガンに冷えて風邪をひきそうになる.... という意味です(笑) こちらに来た事がない人には理解不能な区でしょうな。
では
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