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連作唱歌「子供の情景」~④「芝生でごはん」

  • Plaadipbkk
  • 2017年9月24日
  • 読了時間: 2分

4.芝生でごはん

アリさんが偵察に来てもマイぺライ  芝生の上で昼ご飯する

ピサロの絵にある女の子は小学校高学年くらいか。2人は芝生でお弁当をひろげているわけではないが、向かって右側の子が何か下の方を見ているでしょ。あれが、アリさんではないかと・・・。

私 の長年住んでいるのは南国のタイで、結構高いとろこにいるのだが(高度がね)、何か食べ残しがあると、必ずアリが来るのですな。砂糖入りのコーヒーなんか飲み残しに必ず来る。片づけたいが、うじゃうじゃと虫がいるのは生理的に嫌なので、触わりたくない。 しかし、カミさんは敬虔な仏教徒で無駄な殺生はしないから、頼んで片づけてもらうこともできず、自分で流しに持って行って、「ノアの箱舟」「大洪水」とか言いながら水道の蛇口をひねって大殺戮するはめになる。

「アリさんと一緒に昼ごはん・・・」みたいな牧歌的な話ではないのですな、実は。 熱帯のアリというのは生命力旺盛で、パソコンの中にまで入ってきて往生したことがある。自分だけかと思ったら、ソニーのバイオの部品に、アリの好む成分が使われていたそうで、苦情が相次いだらしい。だから、ちょっと前の話だが、ソニーのサービスセンターにもっていけば、無料でアリよけの処置を施してもらえた。

「作曲」の話に戻れば、この曲は、和音で伴奏をつけてみたくて作った。一案簡単な3度の和音。ドミとか、レファとか、ミソとかいう。じゃ、ついでに、歌も合唱にしようと思って、3度下に移調したものを(これは前述したようにFinaleでワンタッチでできる)ミックスさせてみたら、なんか変なのですな。前衛風(笑)の調子はずれな感じになる。 で、「おかしいな」と考えて、ハタと気づきましたね。

これ、全部、長三度でやっちゃったらダメなんだ。(機械的に移調させるとそうなる)ピアノで、親指と中指で和音を弾いているときには、長三度になったり短三度になったりしているわけだから。 仕方ないので、楽譜に戻って全て打ち直した。ピアノで弾いてるのと同じようにするには、「おたまじゃくしの頭」が重ならないように、ひとつ分下げていけばいいわけだ。面倒だけど、こうやって書き直して、ミックスして合唱させると、なんか聞ける感じになったので、おそらくこのやり方が正しいのではないかと思う。 一人でやってるとこういうバカな間違いをやらかすのですな。その分、解決したときにうれしいけど・・・ほかの人の参考にはならんでしょうが(笑)

世間話的解題 その四

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