唱歌「子供の情景」~⑤「岸辺でワルツ」
- Plaadipbkk
- 2017年9月25日
- 読了時間: 2分
5.岸辺でワルツ
天気よし 近くの川で水遊び お金かけずに休日過ごす
絵を見て、ずいぶん質素な休日の過ごし方だなあと。(本当は贅沢なのかもしれませんが・・・)そこから、ローンを抱えて子育てしている若夫婦が、結婚記念日に、付き合っていたころを思い出して、岸辺でワルツを踊る・・・という話に脚色した。
異様なのめりこみ方をしているところを見ると、本当は夫婦の危機、生活の危機に直面しているのかもしれない(笑)作っている最中に、むかし読んだジョン・アップダイクの「追い詰められたエース」(何度目かの解雇を言い渡された、妻に愛想をつかされそうな男が、昔、一緒に踊ったダンスに誘って、怒りの矛先をかわそうとする。妻もついついそれにのってしまう・・・という他愛もない話)という短編小説を思いだしたから、そんな気もしてきた。
そういう両親の舞い上がった様子を、ちょっとこましゃくれた感じの男の子が、斜め目線で観察している・・・、ま、ホームコメディの子役みたいで、ありきたりだが、そういう図ですな。年齢からすれば、このルースの絵の、向かって左側の男の子くらいだろう。 社交ダンスのことは全然知らないので、こういう時、夫婦が踊りそうなワルツの定番をネットで調べた。「ムーラン」というのは、正確には、「ムーランルージュの歌」、これです。名前は知らなくても聞いたことがあるでしょう。
https://www.youtube.com/watch?v=AVN8N...
本当は、もうちょっとテンポのいい曲がイメージにあうのだが、ムーランの語感と語呂がよかったので、この曲にした。 映像的には、繰り返される「ワルツ ワルツ」の部分にテロップが被らないように気を使った。その方が、気持ちよくみられるような気がしたので。 テロップを出す長さは2秒~2.5秒くらいと短くなるが、ま、読めるのですな、日本の大人は。「唱歌」だけども、子供向けに作ってるわけではないので、大丈夫、大丈夫、マイぺライ マイぺライ 一休み 一休み。
世間話的解題 その五
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