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連作唱歌「可愛いスーちゃん」 1. 阿田(あでん)、三途の川を越える

  • somsak7777
  • 2017年8月24日
  • 読了時間: 2分

これは、昨年4月、下の姉貴が死んだあとくらいに作り始めた。

芒を歩く情景は、中学の頃の女の先生の話から思いついた。先生は、子供の頃、風呂場で滑って頭をうち生死の境をさまよったのだが、そのあいだ、夢の中で、ずっと芒の原を歩いていた。寒くも、暑くも、悲しくも、苦しくもなく、スウウッーと歩いていたが、母親が自分の名前を呼ぶので我に返ると、病院のベッドにいたのだという。

メロディーは、あるYoutubeの投稿で、アイルランドのオッサンが掃除しながら歌っていた鼻歌を半分借用した。後半の高音部は自分で作った。クレジットに、Partially Composed by 云々とあるのはそのためである。

今、探して見ると、オッサンの動画は「ユーザーにより削除」されていた。「ビルマの女の子にたくさんお金をつぎ込んだのに振られちゃった・・・」みたいな内容の味のある鼻歌だったのだが、オレが褒めたのがいけなかったのかな。馬鹿にされていると思ったのかも。

風の音、芒の音などなど、いろいろ効果音をつけているのは、雰囲気を出すためでもあるが、主に、歌声変換し加工する過程で入るノイズを誤魔化すためである。しかしネットのフリー効果音サイトに「幽霊のうめき声」まであるのには驚いた(笑)

特によく使わせていただいた外記のサイト、

https://soundeffect-lab.info/

には、ここに記して感謝の意を伝えたい。

「可愛いスーちゃん」は、連作唱歌として6番まで作っているが、阿田がこの世に戻ってからの展開が思いつかず、行きづまっている。できているものは、ぼちぼち発表していくが、7番以降がいつできるかはわからない。あるいは死ぬまで作らないかもしれない(笑)

最後に一首、

芒原 ただただ歩くその果てに  あの世はいらぬ歩くだけでよし

おそまつ ではでは

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