パトリオット(2000年) somsak77772019年10月6日読了時間: 2分パトリオット(2000年) タネアカシあり曖昧な記憶で書きますが、アメリカ独立戦争を戦ったある男の話。現代の映画だから(といっても、もうふた昔も前か)、たんなる「愛国者」ではなく、英国軍に家族を殺され復讐の鬼と化す父親のストーリーとして描かれている。この人が歴史上、有名な人物なのかどうかも知らないが、 「狂信者」メル・ギブソンのはまり役である事は間違いない。印象に残っているのは、英軍と米独立軍が正面から対峙するクライマックスシーン。両軍、横に長く隊列を為して近づいて行くのだが、そこに砲弾が飛び交うと、オモチャの兵隊のような軍服を着た将校、兵士たちにあたって、手や足が吹っ飛ぶのですな。これにはたまげた。同じように「手が飛び足が飛ぶ」戦場を描いた映画に「プライベートライアン」(1998年)という前例があったが、あれは近代戦のリアルな描写なのでまだ心の準備があったのである。「パトリオット」の場合、昔ながらの白兵戦が描かれるとばかり思っていたので、よけいに驚いたわけだ。しかし、両軍、肝試しでもするように砲弾に身をさらして、ゆっくりと歩いて行くのが異様である。あれは史実なのか。アメリカ人ではないのに、見ていると感情移入して熱い涙が流れた。採点 9/10 これがまた、インディアン(アメリカ先住民と言うべきか)の映画を見ると、彼らに感情移入して涙を流すのが映画ファンの節操のないところですな。ちなみに、メル・ギブソンはオーストラリア国籍だがアメリカ生まれである。ではでは
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