ウォーターボーイ(1998年)somsak77772019年9月23日読了時間: 2分アダム・サンドラーの出世作。大学のアメフト部でウォーターボーイをやっているボビー(アダム・サンドラー)は強烈なマザコン。夫に逃げられ世を捨てた母親からは「女は悪魔である」と常に教え込まれている。このボビー、思わぬ事からアメフトの才能が開花(マザコンの鬱屈したエネルギーが強烈なタックルを生み出したのである)、チームの快進撃に大貢献するが、学生ではないことが暴かれて選手資格を剥奪される。いったんは落ち込むボビーだが、ファンやチームメートに励まされ一念発起・・・後は、アダム・サンドラーの映画だから想像がつくでしょう(笑)サンドラーの殆どの作品が、ハリウッドのご都合主義的ハッピーエンドをパロっている気配があるのだが、これは「ハリウッドスポ根もののパロディ」である。エンディング、ラストパスをする前に、恋人に目配せするボビーのスローモーションには大いに笑った。途中に挟まれるお下劣なカットもサンドラーならでは。思うに、この頃のサンドラーは高級っぽいコメディを作りたくなかったのだろうな。採点 8/10マザコンキャラは、SNLに出ていた頃の当たり役ではなかったか。少々気持ち悪いキャラなのだが、サンドラーはここを出発点に「ケンカっぱやいが好人物のマッチョキャラ」に変貌していくのである。そのキャリアの頂点に位置するのが「ロンゲストヤード」のリメイクで演じた刑務所チームのクォーターバック役だろう。この頃のサンドラーが一番カッコよく面白かった。ではでは
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