top of page

Tomorrow 明日 (1988年)

  • somsak7777
  • 2019年10月12日
  • 読了時間: 1分


井上光晴原作の長崎の原爆の話。内容を殆ど憶えていないのだが、この映画の題名を聞くと、なんというか、胸の底をかきむしられるような、虚しい、イヤな感じがくる。「人間は父や母のように霧のごとくに消されてしまっていいのだろうか」とポスターにあるが、原爆が投下されるその瞬間まで、霧のように消されたあの人々は、我々が今、日々悩 んでいる、その悩みを抱えながら生きていたのですな。そいういことをまだ若かった私に感じさせてくれた映画。


父母は我が子の熱を気に病みぬ 煙のごとく消さるると知らず


黒く焼けしボロ布をこの形見とて  なでさすりおる父母を見し


おそまつ、ではでは

Comments


カテゴリー
bottom of page